[CMOSセンサー搭載モデル]
CMOS センサー搭載のGigEカメラについては添付の計算シートを参照ください。
対象カメラ:
STC_SBS231POE,STC_SCS231POE
STC_SBS312POE,STC_SCS312POE
STC_SBS500POE,STC_SCS500POE
STC_SBA500POE,STC_SCA500POE
STC_SBE132POE,STC_SCE132POE
STC-CMB2MPOE,STC-CMC2MPOE
STC-CMB4MPOE,STC-CMC4MPOE
[CCDセンサー搭載モデル]
こちらを参照ください。
PCにネットワークカードを追加したりして、1つのPCに複数のネットワークカードがある場合に subnet not unique と黄色く表示されてカメラが接続できない場合があります。これはイーサネットポートのネットワークアドレスはそれぞれ異なる値になっている必要がありますが、IPアドレスを自動で割り当てる設定の場合、同じネットワークアドレスに設定されてしまう為です。これを解消するためには手動でネットワークカードのIPアドレスを手動で変更します。
ネットワークカードのIPアドレスを手動で変更する方法
コントロールパネル > ネットワークと共有センター > アダプターの設定の変更をクリックします。
ネットワークを右クリックし、プロパティをクリックします。
Internet Protocol Version 4 (TCP/IPv4) を選択し、プロパティをクリックします。
固定IPアドレスに設定します。
Subnet mask で255となっている部分がネットワークアドレスになります。下記の場合は169.254.1 の部分がこのイーサネットポートのネットワークアドレスになります。
同一PCに複数のイーサネットポート(ネットーワークカード)がある場合は、それぞれのネットワークアドレスを異なる値にする必要があります。自動では別々にならないため手動で設定をする必要があります。
例えば、以下のように設定します。
1つ目のネットワークカード
IP address: 169.254.1.1
Subnet mask: 255.255.255.0
2つ目のネットワークカード
IP address: 169.254.2.1
Subnet mask: 255.255.255.0
エラーが解消されています。
カメラを接続し、①Show unreachable GigE Vision devices にチェックをします。②カメラを選択します。③Set IP Address…をクリックします。(カメラを接続しても現れない場合にはセキュリティーソフトがオフになっているか確認をしてください。)
Set IP Address のウィンドウが開きます。
カメラのIPアドレスは、サブネットマスクが255になっているネットワークアドレスはネットワークカードと一緒の値に、ホストアドレスは異なる値を入力します。
この場合の例)
ネットワークカード
IP Address: 169.254.2.1
Subnet Mask: 255.255.255.0
カメラ
IP Address: 169.254.2.2
Subnet Mask: 255.255.255.0
エラーが解消されています
同じように2つ目のカメラのIPアドレスも設定をします。
以上
【動作確認済みネットワークスイッチ】
【非推奨ネットワークスイッチ(パケットロスが多い)】
関連FAQ
次のイーサネットカード推奨いたします。
※実際にお使いになるPCとカメラで動作テストは行なって下さい。
ポート数 | PoE対応 | メーカー名 | 製品名/型名 | 接続スロット |
---|---|---|---|---|
1ch | – | インテル | Intel® PRO/1000 GT Desktop Adapter PCI | PCI Slot |
1ch | – | インテル | Intel® Gigabit CT Desktop Adapter | PCI Express x1 Lane |
2ch | – | インテル | Intel® Ethernet Server Adapter I350-T2 | PCI Express x4 Lane |
4ch | – | インテル | Intel® Ethernet Server Adapter I350-T4 | PCI Express x4 Lane |
4ch | ○ | アバールデータ | APX-3404 | PCI Express x4 Lane |
2ch | ○ | ADLINK | PoE | PCI Express x4 Lane |
2ch | ○ | ADLINK | GIE62+ | PCI Express x4 Lane |
4ch | ○ | ADLINK | GIE64+ | PCI Express x4 Lane |
4ch | ○ | Portwell | NIC-71040 | PCI Express2.1 x4 Lane |
関連FAQ
動作確認済みのPoEインジェクタ(PoE給電機器)の情報は下記になります。
カメラとイーサネットの間にPoE給電機器を接続するとカメラにPoE給電が行われます。
■ PoE給電機能付きイーサネットカード
ADLINK社製
関連FAQ
PvBuffer::GetWidth(), PvBuffer::GetHeight(), PvBuffer::GetPixelType() はPvImageクラスに移動しました。 PvBuffer::GetImage() で PvImage クラスを取得してから、vImage::GetWidth(), PvImage::GetHeight(), PvImage::GetPixelType() を行ってください。 PvDevice::ResetStreamTimeoutCounter() は無くなりましたので削除してください。
関連FAQ
カメラ電源起動直にユーザFPGAをEnableにさせていないのは、USER FPGA に万が一誤ったコンフィグデータを書き込み、カメラが動作しなくなっても、電源再起動で正しいコンフィグデータを書き直せばカメラが復帰できるように安全面を優先した機能となっております。
この機能は解除することはできない仕様です。
また、誤ったコンフィグデータの一例として、カメラの電力仕様の最大7wを大きく上回るようなコンフィグデータを書き込むと、カメラの電源ICの電流リミットで、カメラが立ち上がらなくなります。この場合はユーザーでは復旧ができなくなります。
Q: カメラ付属のソフト(StCamGigWare) の GigEVisionCameraSelection画面で IP Address initialization Save ボタンでIPアドレスの書き込みができますがこれはどうやって行うのでしょうか?
A: 下記のサンプルコードで、現在のIPアドレス、サブネットマスクをPersistentに設定することができます。
GevCurrentIPConfigurationPersistentIPをtrue(有効)にすると、Persistentに設定されているIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイが有効になります。
GevCurrentIPAddress:現在のIPアドレス
GevCurrentSubnetMask:現在のサブネットマスク
GevPersistentIPAddress:GevCurrentIPConfigurationPersistentIPがtureとなっている時、カメラの電源立ち上げ時のIPアドレス
GevPersistentSubnetMask:GevCurrentIPConfigurationPersistentIPがtureとなっている時、カメラの電源立ち上げ時のIPアドレス
これらの項目名はカメラ内部に持っています。
StGigEPlayerを起動させ、カメラをコネクトした後、DeviceControl画面を表示してください。
TransportLayerControlカテゴリにこれらの項目があります。
bool SetIPAddress( PvDevice *pDevice, bool bAuto )
{
PvResult pvResult;
PvGenParameterArray *lGenDevice = pDevice->GetGenParameters();
//GevCurrentIPConfigurationPersistentIPがtrueの場合はPersistentIPが有効
PvGenBoolean *lPersistentIPBoolean = dynamic_cast( lGenDevice->Get( “GevCurrentIPConfigurationPersistentIP” ) );
ASSERT( lPersistentIPBoolean != NULL );
if( bAuto==true ){ //自動(PersistentIPが無効)
pvResult = lPersistentIPBoolean->SetValue(false);
}
else
{
PvGenInteger *lIPAddressParam = dynamic_cast( lGenDevice->Get( “GevCurrentIPAddress” ) );
PvGenInteger *lFlushIPAddressParam = dynamic_cast( lGenDevice->Get( “GevPersistentIPAddress” ) );
PvGenInteger *lSubnetMaskParam = dynamic_cast( lGenDevice->Get( “GevCurrentSubnetMask” ) );
PvGenInteger *lFlushSubnetMaskParam = dynamic_cast( lGenDevice->Get( “GevPersistentSubnetMask” ) );
ASSERT( lIPAddressParam != NULL );
ASSERT( lFlushIPAddressParam != NULL );
ASSERT( lSubnetMaskParam != NULL );
ASSERT( lFlushSubnetMaskParam != NULL );
//IP読込
PvInt64 lIPAddress = 0;
PvInt64 lSubnetMask = 0;
pvResult = lIPAddressParam->GetValue( lIPAddress ); //現在のIPアドレスを取得
if( pvResult.IsOK() )
pvResult = lSubnetMaskParam->GetValue( lSubnetMask ); //現在のサブネットマスクを取得
if( pvResult.IsOK() )
pvResult = lFlushIPAddressParam->SetValue( lIPAddress ); //現在のIPアドレスをPersistentIPAddressに設定
if( pvResult.IsOK() )
pvResult = lFlushSubnetMaskParam->SetValue( lSubnetMask ); //現在のサブネットマスクをPersistentSubnetMaskに設定
if( pvResult.IsOK() )
lPersistentIPBoolean->SetValue(true); //Persistentを有効にする
}
return pvResult.IsOK();
}
———-
電子シャッタ露光時間を設定するGenICamコマンド名に VisionPro では “ExposureTimeABS” を推奨しているのに対し、弊社のカメラは “ExposureTimeRaw” を使用しています。電子シャッタ露光時間を設定するGenICamコマンド名に “ExposureTimeRaw”を使用してください。
弊社のGigEカメラのGenICamコマンドは各カメラのマニュアルに記載しております。
関連するFAQ
GigEカメラを使用するにはネットワークアダプターのジャンボパケットを9,000バイト以上に設定する必要があります。この設定が表示されないネットワークアダプターはジャンボパケットに対応していないと考えられます。ジャンボパケットを設定しないとフレームレートが遅くなったり映像が表示されないなどカメラ本来のパフォーマンスが発揮されませんので必ず設定の確認をしてください。
以下の手順で、Junbo Packet / ジャンボパケットの設定が出来ます。(キャプチャ画像は代表例です。)
( Jumbo Frame ・ジャンボフレーム は同じ意味です。)
1.デバイスマネージャーを開きます。 (→ デバイスマネージャーの開き方を教えてください。)
2.ネットワークアダプタからGigEカメラを接続するネットワークカードを選択します。
3.右クリック -> プロパティ を選択します。
4.「詳細設定」タブにある設定(S)の「ジャンボパケット」を選択します。
5.「値(V)」を9,000バイト以上に設定します。
6. 「OK」をクリックし、デバイスマネージャーを終了します。