下記項目を確認して下さい。
・カメラへの電源供給
カメラに電源が正しく供給されていることを確認して下さい。
PoCL環境での電源供給
PoCL対応ボード、PoCL対応ケーブルを使用し、
ボードをPoCL動作モードに設定して、ボードからの電源供給を行って下さい。
非PoCL環境での電源供給
6ピンコネクタからの、電源供給を行って下さい。
・カメラ動作モード
カメラの動作モードがトリガモードの場合、トリガ信号の入力がない場合画像が表示されません。
トリガ信号を入力するか、カメラ動作モードの変更(トリガモード → フリーラン)を行い、
画像取得できるか確認して下さい。
・カメラファイル設定
カメラと通信が行え、カメラに電源が正しく供給されている場合にも関わらず、
画像が取得できない場合、
カメラ側とボード側(カメラファイル)の、
TAPコンフィグレーション、ビット数、解像度を同じ設定にして、
画像が取得できるか確認して下さい。
・ボードのドライバ確認
デバイスマネージャー上でCamera Linkボードが認識されていることを確認して下さい。
認識されていない場合、Camera Linkボードのドライバをメーカーのサイトより取得し、インストールして下さい。
ボードによってはコンフィグレーションによってFirmWareを変更する必要があるものがあります。
10TAP / 85MHzで使用する場合、下記のように使用ケーブルに制約があります。
1.”3m”以下のケーブルを使用する
2.”5m”以上のケーブルが必要な場合は、高性能ケーブルを使用する
上記のようなケーブルの制約での使用が難しい場合は、
カメラからの伝送速度を下げて使用する必要があります。
(10TAP / 66MHz 以下での動作)
CLCtrl2を使用して、工場出荷設定 (初期設定) に戻すことができます。
下記の手順で、工場出荷設定 (初期設定) に戻すことができます。
1. CLCtrl2 を起動し「全読込」を選択して下さい。
2.「全読込」完了後、「Factory -> EEPROM」を選択して下さい。
3. 「EEPROM -> Register」を選択して下さい。
* 「EEPROM -> Register」を選択しない場合、カメラ再起動時に工場出荷設定 (初期設定) で起動します。
TAPコンフィグレーション数に比例して、フレームレートが上がります。
ビット数が同じとした場合、フレームレートの違いの目安は以下となります。
TAP数 | フレームレート |
2TAP | 1TAP時の約2倍 |
3TAP | 2TAP時の約1.5倍 |
4TAP | 3TAP時の約1.3倍 |
8TAP | 4TAP時の約2倍 |
10TAP | 8TAP時の約1.25倍 |
1TAP, 2TAP, 8bits 3TAPは、Camera Linkケーブル1本接続となります。
10bits 3TAP, 12bits 3TAP, 4TAP, 8TAP, 10TAPは、Camera Linkケーブル2本接続となります。
Baseコンフィグレーションは8bit画像時1 ~ 3TAPとなります。
Fullコンフィグレーションは8bit画像時8TAPとなります。
画像解像度を変更せずにフレームレートを上げるには、TAP数を増やした構成にする必要があります。
(2TAPの場合、3TAPに変更、4TAPの場合、8TAPに変更等)
ROI機能を使用し、フル解像度の一部分を切り出すことにより、フレームレートを上げることができます。
1本接続時は、Baseコンフィグレーション接続による画像転送となります。
2本接続時は、Base / Medium / Full / Deca (10TAP) コンフィグレーション接続による画像転送が可能となり、
カメラファイル、カメラ設定によりコンフィグレーションの選択が可能です。
カメラのTAPコンフィグレーションとカメラファイルのTAPコンフィグレーションが
一致していることを確認して下さい。
Full / Decaコンフィグレーションで使用する場合は、Fullコンフィグレーション対応の
Camera Linkケーブルを使用して下さい。
カメラリンク出力構成
コンフィグレーション | 画像転送速度 | Camera Link ケーブル本数 |
Deca(10TAP) | 850 MB /s | 2本 |
Full(8TAP) | 680 MB /s | 2本 |
Medium(4TAP) | 510 MB /s | 2本 |
Base(1-3TAP) | 255 MB /s | 1本 |