画像は8ビット単位で転送されるため、10ビットのデータ転送を行う場合、16ビット転送(6ビットは余剰分)となり、
6ビットのダミーデータを含みます。
12ビットの場合は16ビット転送データ中4ビットのダミーデータを含みます。
Packed機能を使用して16ビット転送データの余剰分を次画素データ転送に利用し、
総転送データが減少することにより、転送速度が向上し、フレームレートが上がります。
ソフトウェアトリガはソフトウェアコマンドによるトリガ動作、
ハードウェアトリガは外部I/Oコネクタから入力される外部機器からのトリガ信号によるトリガ動作となります。
(USB3Visionカメラ、GigE Visionカメラの場合、外部I/Oコネクタは6ピンコネクタとなります)
StViewerでは以下の手順にて、ソフトウェアトリガ・ハードウェアトリガの設定ができます。
1. 画像取得停止状態で、RemoteDevice → AcquisitionControl → TriggerMode → “ON” に
設定して下さい。
2. トリガ機能をRemoteDevice → AcquisitionControl → TriggerSource にて
“Software”, ”Hardware” を選択して下さい。
カメラによっては、LineN (Nは0, 1, 2の任意の値) が選択できるものがあります。
LineN: ハードウェアトリガ 外部I/OコネクタのN入力ピンから入力されるトリガ信号による
トリガ動作となります。
UserSet機能を使用して設定をカメラに保存・読込できます。
設定の保存・読込は画像取得を停止する必要があります。
・設定保存手順
1. 画像取得を停止した後、RemoteDevice → UserSetControl → UserSetSelectorにて
UserSet1を選択して下さい。
2. UserSetSave の”Execute”ボタンが有効になりますので、”Execute”ボタンを選択すると
現在の設定がUserSet1に保存されます。
Remote Device → User Set Control → UserSetDefaultを”UserSet1″に設定すると、
保存した設定でカメラが起動します。
・設定読込手順
1. 画像取得を停止した後、RemoteDevice → UserSetControl → UserSetSelectorにて
設定を読み込むUserSetを選択して下さい。
2. UserSetLoad の”Execute”ボタンを選択すると、選択したUserSetの設定が読み込まれます。
Gigabit Ethernet対応のスイッチング・ハブを使用して複数台のGigE Visionカメラを接続している場合、
フリーラン動作等でGigE Visionカメラからのデータ合計量が1Gbpsを超えるとフレームレート低下、
カメラを認識しない等、影響が出ることがあります。
1台のスイッチングハブに複数のカメラを接続する場合、
フレームレートを下げる等、データ合計量を下げてご使用下さい。