弊社で動作確認を行った環境はPythonを含んだIDLEとなります。
トリガ入力ピンの種類 (絶縁フォトカプラ入力ピン、非絶縁入力ピン) により
トリガ入力から露光開始までの遅延時間が異なります。
遅延時間を短くしたい場合は、Line2 (非絶縁入力ピン) からトリガ入力することを推奨します。
描画データの表示単位・桁数・倍率設定方法を下記に示します。
・表示単位設定方法
ImageDisPlayWnd → Drawing Tool → Text Of Length Unit の文字列を変更すると、
表示される単位が変わります。
・小数点以下の桁数設定方法
ImageDisPlayWnd → Drawing Tool → Precision For Lengthの数値を変更すると、
表示される数値の小数点以下の桁数が変わります。
・倍率設定方法
ImageDisPlayWnd → Drawing Tool → Conversion X , Conversion Yの数値を変更すると、
表示される数値の倍率(ピクセル数を何倍にした数値か)が変わります。
描画設定を保存する場合、File → Configuration File Setting の
“DisPlay Image Window”から保存設定を選択して下さい。
保存カテゴリ | 説明 |
none | 保存されない |
all cameras and all files | すべてのカメラで同じ設定に保存される |
each model of camera and each type of file | 同一モデルであれば、同じ設定で保存される |
each camera and each file | カメラ毎に設定が保存される |
ImageDisplayWnd → Drawing Tool → Enable Drawing On Saving Image を “True” に設定して下さい。
描画データ付き画像の保存は、
プレビュー画面上の右クリックでPreviewImageを保存したときのみ可能となります。
ファイルメニューやツールバーのボタンで画像保存した場合や、
動画ファイルに対しては描画データ付きで保存できません。
描画機能は、v1.1.1バージョン以降のStViewerにて使用できます。
* v1.0.8バージョン以前のStViewerは、描画機能には対応していません。
描画メニューは、StViewer上部の
View → Toolbars and Docking Windows → Drawing を選択すると表示されます。
デフォルト設定では8bitでの画像保存となる為、
10bit / 12bitで画像保存する場合、画像フォーマットの設定を変更して下さい。
StViewerでの画像保存は、Registered ImageとPreview Imageの選択ができます。
Registered Imageは、カメラから受け取った画像、
Preview Imageは、Destination Pixel Format(StViewer上で表示されている画像フォーマット)に
対応した画像となります。
左上にある保存アイコン使用時は、Preview Imageでの保存となります。
※10bits、12bitsで保存する場合、読み込むアプリケーションが
10bits、12bitsに対応していることを確認して下さい。
■モノクロ
デフォルト設定では「Mono8(8bits)」保存となります。
bit数を変更して保存する場合は、下記手順を参照して下さい。
画像取得を停止した後、
Remote Device → Image Format Controlを展開し、
Pixel Formatにて画像フォーマットを指定して下さい。
画像フォーマットを指定した後、画像取得を開始し、
StViewer上の画像の上で右クリック → Save → Registered Imageを
選択し、画像ファイルの保存形式を選択し、画像を保存して下さい。
Mono10やMono12については表示(Bitmap形式)が対応しているため
StViewerにて10bits,12bitsのビットマップ等への保存が可能です。
■カラー
デフォルト設定では「BGRa8(8bits)」保存となります。
BGRa8(8bits)で保存する場合、画像取得を開始し、
StViewer上の画像の上で右クリック → Save → Preview Imageを
選択し、画像ファイルの保存形式を選択して下さい。
画像フォーマットを10, 12bitsの画像データ(例:BayerRG10, 12)に
変更して保存する場合は、下記手順を参照下さい。
画像取得を停止した後、
Remote Device → Image Format Controlを展開し、
Pixel Formatにて画像フォーマットを指定して下さい。
画像フォーマットを指定した後、画像取得を開始し、
StViewer上の画像の上で右クリック → Save → Registered Imageを
選択し、画像ファイルの保存形式を選択し、画像を保存して下さい。
10, 12bitsの画像データでの保存はRegistered Imageを選択して下さい。
csvデータもしくはstrawデータでの保存のみとなります。
strawデータの変換は、サンプルプログラム(SaveAndLoadImage)を確認して下さい。
カメラパラメータ(「露光時間」や「ゲイン」等)を調整するサンプルコードは、
SentechSDKに含まれるサンプルコード「AutoFunction」 および
StViewerで各機能を選択時に、「Node Map」下部に表示されるサンプルコードを参照下さい。
Sentech SDK サンプルプログラム「GigEActionCommand」を参考にして下さい。
(Sentech SDK v1.0.8 は、C++, Cのサンプルのみとなります)
Remote Device → Acquisition Control → Exposure Mode が “Off” の場合、
最大フレームレートを維持する露光時間が自動的に設定されますが、
解像度を下げるとフレームレートが高く(速く) なり、1フレーム当たりの時間が短くなるため 、
露光時間が短くなり暗い画像になります。
明るさを固定にする場合、
Remote Device → Acquisition Control → Exposure Mode を “Timed” (固定)に
設定することで、解像度を下げても明るさは “Exposure Time” の設定時間により固定することができます。
Sentech SDKインストール時にインストール先フォルダを変更しなかった場合、
C:\Program Files\OMRON_SENTECH\SentechSDK\Development
フォルダ内にサンプルプログラム等のファイルがコピーされます。
Developmentフォルダが存在しない場合、Sentech SDKのインストールタイプを
“Complete”に設定し、再度インスト―ルして下さい。
・サンプルプログラム格納フォルダ
C:\Program Files\OMRON_SENTECH\SentechSDK\Development\Sample
* Zip形式の圧縮ファイルとなりますので、書き込み可能フォルダにコピーし展開して使用して下さい。
・マニュアル格納フォルダ
C:\Program Files\OMRON_SENTECH\SentechSDK\Development\Doc
Sentech SDKのインストールはこちらを参考にして下さい。