弊社カメラにはオートアイリスレンズ駆動用の電源/接続コネクタはありません。
そのため、レンズに電源が入らず絞りがクローズされ真っ暗な映像が表示となっています。
オートアイリス用の電源を別途準備して頂くか、
手動で絞りを調整できるレンズを使用して下さい。
オートフォーカス機能が搭載されている機種はありません。
画素欠陥補正はセンサーの欠陥画素を画素補完する機能です。
補正は下記のようなイメージになります。
補正前:白い欠陥画素がある →
補正後:画素欠陥補正機能にて隣接した画素データをもとに補正 →
Sentech SDK Packageをインストールしコピーされる、
C:\Program Files\OMRON_SENTECH\SentechSDK\Development\Doc\StApi\StApi_Jpn.chm ファイル内の、
Windows用サンプルプログラム – C++ – Stviewerに記載されている内容と同様の内容になります。
※インストールタイプを「Complete」に設定すると、Development以下のフォルダがコピーされます。
「Typical」ではコピーされません。
StViewer
ビューワーアプリケーションです。
カメラ選択ウィンドウ
StViewer を起動すると、下記のようなカメラ選択ウィンドウが開きます。
カメラが使用可能な状態にある場合は、「カメラを選択後に[OK]ボタンをクリック」もしくは「カメラをダブルクリック」によりカメラをオープンできます。
カメラが使用できない場合は、カメラを選択しても[OK]ボタンが有効になりません。
下記の例では、選択されたGigEVisionカメラとPCが異なるセグメントにあるため、カメラをオープンできません(※)。
カメラ選択ウィンドウ(カメラ使用不可)
※ StViewerでは同一セグメント内のカメラのみ対象としています。
[Set IP Address]ボタンをクリックすると、下記の画面が表示され、
選択されたGigEVisionカメラのIPアドレスを設定できます。
メインウィンドウ
カメラをオープンすると下記のようなウィンドウが表示されます。
メインウィンドウ
画像表示ウィンドウ(Image display window)
取得した画像が表示されます。
ノードマップ表示ウィンドウ(NodeMap display window)
カメラなどの設定に使用されるウィンドウです。GenICam対応カメラやStApiのモジュールでは、実装されている機能がXMLファイルに記述されており、それを基に生成したノードマップから機能の設定や確認が可能です。StViewerのノードマップ表示ウィンドウには、下記のノードマップが表示されます。
ノードマップ表示ウィンドウ
Polling にチェックを入れると、定期的に表示がリフレッシュされるようになります。 Visibility では、表示する設定項目のレベルを Beginner, Expert, Guru の3つから選択します。 Guru を選択するとすべての設定項目が表示されます。 ノードマップ表示ウィンドのNodeMapエリアで選択したノードに対する説明書きやサンプルプログラムが、Descriptionエリアに表示されます。
出力ウィンドウ(Output Window)
カメラのオープンクローズなどのログが表示されます。
解像度が高いカメラの場合、取込用バッファが不足し画像の取り込みができず、
エラーが発生する場合があります。
下記資料を参考に、「使用メモリーの軽減」、「プールサイズの指定」等を行い、
USBカメラの画像取り込みが行えるか確認して下さい。
カメラのレンズマウントに合ったレンズを使用しているか確認して下さい。
CマウントのカメラにCSマウントのレンズを取り付けてもフォーカスを合わせることはできません。
CSマウントのカメラにCマウントのレンズを取り付ける場合、
5mmの変換リング(変換アダプタ)を使うことでフォーカスを合わせることが可能です。
* 変換リングを使用しても、機構上取り付けられないCマウントレンズが一部あります。
どちらもトリガによる露光、画像取得動作となりますが、
エッジ・プリセットトリガでの露光時間は「電子シャッタ時間」設定になり、
パルス幅トリガでの露光時間は「トリガ信号の有効パルス幅」となります。
グローバルシャッタは全ての画素に対して、同タイミングでシャッタを切る方式です。
ローリングシャッタはブロック毎の画像に対して、シャッタを切る方式です。
そのため、各ブロックにて時間のずれが生じるため、対象物が動く場合、画像に歪みが生じます。
対象物が動く場合、グローバルシャッタの利用を推奨します。
PCI Express 2.0 (Gen2), PCI Express 3.0 (Gen3) では、1レーンあたりの物理帯域が異なります。
PCI Express 2.0 (Gen2): 5 Gbps
PCI Express 3.0 (Gen3): 8 Gbps
PCI Express 3.0 (Gen3) 仕様のCoaXグラバーボード、USB3.0拡張ボードを、
PCI Express 2.0 (Gen2)レーンに取り付けて、カメラを使用すると、
帯域の制限 (8 Gpbs → 5 Gbps) の影響によりフレームレートの低下等につながります。
PCI Express 3.0 (Gen3) 仕様のボードは、PCI Express 3.0 (Gen3) 以上のレーンに取り付けて下さい。
フリーラン動作は露光、画像出力を自動的に連続で行い、
トリガ動作はトリガ信号入力のタイミングで露光、画像出力を行います。
フリーラン動作では、カメラ内部タイミングにより連続的に露光、画像取得を行う為、
キャプチャ機能で画像取得すると、実際に取得したいタイミングと異なる画像が
取得される可能性があります。
トリガ動作では画像を取得したいタイミングでトリガを入力し、露光及び画像取得が行えます。
StViewer、eBUSPlayerでは、以下の手順にて、フリーラン動作, トリガ動作を設定できます。
()内はeBUSPlayerでの表記です。
・フリーラン動作
画像取得停止状態で、RemoteDevice (DeviceControl) → AcquisitionControl → TriggerMode → “OFF” に
設定して下さい。
カメラの初期設定は、フリーラン動作となっています。
・トリガ動作
画像取得停止状態で、RemoteDevice (DeviceControl) → AcquisitionControl → TriggerMode → “ON” に
設定して下さい。
トリガ機能 (ソフトウェアトリガ, ハードウェアトリガ) は
RemoteDevice → AcquisitionControl → TriggerSource にて選択して下さい。