GenICam規格により、カメラのパラメーターは以下のタイプに分けられます。
IBoolean: True / Falseのいずれかを選択するパラメーター
IInteger: Integer値を保存するパラメーター
IFloat: Float値を保存するパラメーター
IEnumeration: 選択肢から選択するパラメーター
IString: 文字を保存するパラメーター
ICommand: カメラに対してコマンドを実行するパラメーター
パラメーターのタイプによって制御方法が異なります。
パラメーターの制御方法は、AutoFunctionsやFeatureListサンプルプログラムを参考にして下さい。
StViewerのNodeMap中に表示されているカメラ設定を選択すると、NodeMap下部に設定の詳細及び
サンプルコードが表示されますので参考にして下さい。
SentechSDK (.NET) は、.NET Framework 2.0ベースで作成されている為、.NET Framework 4.0以降で
使用する場合、自動作成されるapp.config ファイルの置き換えが必要となります。
SentechSDK .NET SDKサンプルコードに含まれる.NET Framework 4.0対応のapp.configファイルにて
置き換えて下さい。
Bayer配列のカラーカメラで取得した画像データは、色変換前の画像データなため、モノクロ画像データと
同じサイズとなります。
SentechSDKに含まれる色変換フィルタを使用してカラー画像データに変換できます。
色変換フィルタの使用方法は、SaveAndLoadImageサンプルコードを参考にして下さい。
GrabとGrabCallbackは、両方とも接続、画像取得を行うサンプルコードです。
違いは、Grabはメインスレッドのループ処理で画像を取得し、
GrabCallbackはコールバック関数にて別のスレッドで画像を取得します。
Camera IDを利用して特定のカメラを接続することが出来ます。 (事前にCameraIDの確認が必要です)
カメラのCamera IDの確認する方法は以下となります:
StViewerのDevice Selection画面で、カメラを選択すると、
右下のDeviceInformationに表示される「ID」がCamera IDとなります。
接続するカメラのCamera IDが分かれば、IStInterface::CreateIStDevice()関数で指定したCamera IDのカメラを
接続することが出来ます。
以下は既知のCameraIDによる接続のサンプル関数です。
bool CONNECT_TO_TARGET_CAMERA_VIA_CAMERAID(IStSystem * createdSystemPtr, CIStDevicePtr * deviceContainer, GenICam::gcstring tgtCameraID)
{
bool bHit = false;
uint32_t uintInterface = createdSystemPtr->GetInterfaceCount();
for (uint32_t i = 0; i < uintInterface; i++)
{
IStInterface *pIStInterface(createdSystemPtr->GetIStInterface(i));
try
{
*deviceContainer = pIStInterface->CreateIStDevice(tgtCameraID);
bHit = true;
break;
}
catch (const GenICam::GenericException &e)
{
}
}
return bHit;
}
SentechSDKで取得した画像をOpenCVで利用する場合、OpenCVサンプルコードを参考にして下さい。
SentechSDKで取得した画像をOpenCV専用のバッファにコピーし、OpenCVの関数で色変換や表示を行います。
SentechSDKには描画機能を含んでいない為、描画機能のサンプルコードはありません。
MFC又はWin32 APIでの描画機能を利用して作成して下さい。
Win32 APIの作成方法は、Overlayサンプルコードを参考にして下さい。
エッジ強調 (シャープネス) 処理は、SingleFilterサンプルコードを参考にして下さい。
画像取得は、Grab 又は GrabCallbackサンプルコードを参考にして下さい。
カメラ接続後100枚の画像取得を行うサンプルコードとなり、
Grabは、ループ処理による画像取得、
GrabCallbackは、コールバック関数による画像取得になります。
カメラ設定は、AutoFunctionsサンプルコードを参考にして下さい。
GigE Visionカメラの接続やカメラ設定変更は、GigEConfiguration, CameraSideROIサンプルコードを参考にして
下さい。
画像データフォーマット変換は、SaveAndLoadImageサンプルコードを参考にして下さい。
画像処理は、SingleFilter, MultipleFilterサンプルコードを参考にして下さい。
弊社GigE Visionカメラ専用のSentech GigE Visionフィルタドライバが含まれています。
弊社GigE Visionカメラ専用のフィルタドライバの為、他社のGigE Visionカメラを接続して使用することは
できません。
弊社USB3Visionカメラ専用のデバイスドライバも含まれます。