StViewer上で画像取得時にフレームレートと画像転送速度が画面の右下に表示されます。
XXX[fps] → フレームレート
XXX[Mbps] → 画像転送速度
右下にフレームレートと画像転送速度が表示されていない場合、
以下の方法でステータスバーの表示を有効にして下さい。
1. 画面左上のViewを選択して下さい。
2. Status Bar を選択して下さい。
SDKに含まれるビューワーソフトを使用し、カメラが正常に動作し、カメラ、使用環境に問題ないことを
確認して下さい。
カメラ、使用環境に問題ないことが確認できた場合、作成されたサンプルプログラムに起因した問題の
可能性があります。
参考にしたサンプルプログラム名、問題の詳細、エラー情報、開発環境等をまとめ、
技術サポートまでお問い合わせ下さい。
画像は8ビット単位で転送されるため、10ビットのデータ転送を行う場合、16ビット転送(6ビットは余剰分)となり、
6ビットのダミーデータを含みます。
12ビットの場合は16ビット転送データ中4ビットのダミーデータを含みます。
Packed機能を使用して16ビット転送データの余剰分を次画素データ転送に利用し、
総転送データが減少することにより、転送速度が向上し、フレームレートが上がります。
ソフトウェアトリガはソフトウェアコマンドによるトリガ動作、
ハードウェアトリガは外部I/Oコネクタから入力される外部機器からのトリガ信号によるトリガ動作となります。
(USB3Visionカメラ、GigE Visionカメラの場合、外部I/Oコネクタは6ピンコネクタとなります)
StViewerでは以下の手順にて、ソフトウェアトリガ・ハードウェアトリガの設定ができます。
1. 画像取得停止状態で、RemoteDevice → AcquisitionControl → TriggerMode → “ON” に
設定して下さい。
2. トリガ機能をRemoteDevice → AcquisitionControl → TriggerSource にて
“Software”, ”Hardware” を選択して下さい。
カメラによっては、LineN (Nは0, 1, 2の任意の値) が選択できるものがあります。
LineN: ハードウェアトリガ 外部I/OコネクタのN入力ピンから入力されるトリガ信号による
トリガ動作となります。
UserSet機能を使用して設定をカメラに保存・読込できます。
設定の保存・読込は画像取得を停止する必要があります。
・設定保存手順
1. 画像取得を停止した後、RemoteDevice → UserSetControl → UserSetSelectorにて
UserSet1を選択して下さい。
2. UserSetSave の”Execute”ボタンが有効になりますので、”Execute”ボタンを選択すると
現在の設定がUserSet1に保存されます。
Remote Device → User Set Control → UserSetDefaultを”UserSet1″に設定すると、
保存した設定でカメラが起動します。
・設定読込手順
1. 画像取得を停止した後、RemoteDevice → UserSetControl → UserSetSelectorにて
設定を読み込むUserSetを選択して下さい。
2. UserSetLoad の”Execute”ボタンを選択すると、選択したUserSetの設定が読み込まれます。
Sentech SDK Packageを弊社より提供しています。
Sentech SDK Packageにはビューワーソフト(StViewer)が含まれます。
既にGigE Visionカメラを使用されている場合、eBUS SDK Package、StGigE-Packageも使用できます。
(GigE Vision Sシリーズのみ)
ソフトウェアは、ソフトウェアダウンロードよりダウンロードして下さい。
GigE Vision対応のVisionソフトウェアの使用も可能です。
Gigabit Ethernet対応のスイッチング・ハブを使用して複数台のGigE Visionカメラを接続している場合、
フリーラン動作等でGigE Visionカメラからのデータ合計量が1Gbpsを超えるとフレームレート低下、
カメラを認識しない等、影響が出ることがあります。
1台のスイッチングハブに複数のカメラを接続する場合、
フレームレートを下げる等、データ合計量を下げてご使用下さい。
GigE Visionカメラのパフォーマンスはネットワークボードの性能、設定によって変わります。
ネットワークポート1個でGigE Visionカメラ1台を接続するとGigE Visionカメラを安定して使用できます。
必要に応じて拡張ネットワークボードを増設して下さい。
PCに拡張ネットワークボードの追加や配線上のケーブル本数などに制約がある場合、
Gigabit Ethernet(1000BASE-T)対応のスイッチング・ハブを使用して下さい。
トリガ動作等でGigE Visionカメラからのデータ合計量が1Gbpsを超えない場合、
Gigabit Ethernet(1000BASE-T)対応のスイッチング・ハブを使用して下さい。
Gigabit Ethernet対応のスイッチング・ハブはメーカー・機種により性能が異なりますので、
実使用環境で確認して下さい。
6ピンコネクタからの外部電源供給またはPoE給電(Power over Ethernet)となります。
PoE給電にはPoE給電対応スイッチングハブまたはPoEインジェクタ等、PoE給電機器が必要となります。
100m以下の1000BASE-T対応CAT5e、CAT6ケーブルを使用して下さい。