描画データのデフォルトの長さ単位は ”Pixel” (画素数) ですが、長さ単位を ”mm” に変更し、
表示画像上 1pixel = xx mm かが分かれば、”1/xx” を横方向ピクセルサイズ、縦方向ピクセルサイズに設定する
ことにより、簡易計測が行えます。
描画データ付き画像を保存する場合、画像上に描画を表示した状態で
メニューの ”描画” → ”描画プロパティ” を選択し、描画プロパティ画面の全般タブの下部にある、
”スナップショットへの描画” にチェックを入れると、キャプチャ機能による画像取得時に描画データ付きの画像が
取得、保存できます。
動画ファイル作成時、撮影画像の表示が動画ファイル作成終了時まで停止することがあります。
撮影画像の表示が停止しても、動画の保存は行われます。
撮影画像の表示が停止するのを防ぐ対策として、フレームレートを下げて書き込み量を減らす、
SSDなど書き込み速度の速い場所へ保存する等、必要に応じて対策して下さい。
StCamSWareのキャプチャ機能で取得した画像を保存する場合、保存対象画像を選択して保存する必要があります。
Thumbnail画面にて青枠で囲まれている画像が保存対象画像となります。
1. メニューの ”キャプチャ” → ”スナップショット” をクリックすると画像が取得されます。
2. 取得した画像を選択し青枠で画像が囲まれていることを確認の上、
右クリック → ”保存” を選択すると、画像保存ができます。
”キャプチャ” → ”ダイレクト保存スナップショット” を選択すると、”ダイレクト保存スナップショット設定” にて
指定したフォルダに画像が保存されます。
StCamSWareでは、映像取得画面にグリッド、直線、長方形、円などの描画ができます。
1. メニューの ”描画” → ”ツールバー” を選択して下さい。
2. ツールバーにて描画する図形を選択し、画面上に描画して下さい。
3. 描画した図形を編集する場合、メニューの ”描画” → ”描画プロパティ” を選択し、編集 (色、線種等) できます。
4. 描画プロパティ画面の “保存” ボタンを選択すると、現在の描画データを保存できます。
その際表示される以下のメッセージにて、”はい”を選択すると、次回以降のStCamSWare起動時に自動的に
このファイルの描画データが読み込まれます。
”いいえ”を選択すると、次回以降のStCamSWare起動時に保存したファイルの描画データは読み込まれません。
5. 描画プロパティ画面の”読込”ボタンを選択すると、保存した描画データを読み込めます。
描画データの自動起動が不要な場合は、対象描画ファイルを削除、
または保存したフォルダから対象描画ファイルを移動して下さい。
StCamSWareを使用して設定を出荷状態(初期状態)に戻すことができます。
以下の手順で設定できます。
1. ”オプション” → ”設定”を選択して下さい。
2. 設定画面の”リセット”ボタンを選択して下さい。
StCamSWare、SDKを使用して設定をPCに保存できます。
USB2.0ボードカメラ(STC-SC/SB**USBモデル)ではカメラ内部のEEPROMに設定が保存できます。
また、USB2.0ボードカメラ(STC-SC/SB**USBモデル)には画素欠陥補正機能があり、
画素欠陥位置情報はEEPROMのみに保存できます。
以下の手順でStCamSWareを使用して保存できます。
■PCへの設定ファイル保存方法
1. StCamSWareを起動し、”オプション” → ”設定”を選択して下さい。
2. 設定画面の”保存”ボタンを選択して下さい。
3-1. 「この機種の初期設定ファイルとして保存しますか?」と表示され、「はい」を選択した場合、
次回起動から、保存した設定が自動的に読み込まれてカメラが起動します。
設定の自動読み込みが不要な場合、
C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Sentech\StCamSWare内のStCamSWare.cfgを削除して下さい。
3-2. 「この機種の初期設定ファイルとして保存しますか?」と表示され、「いいえ」を
選択した場合、「名前を付けて保存」画面にて、ファイル名、保存場所を指定し、
カメラの設定ファイルの保存ができます。
保存した設定を読み込む場合、設定画面の読込ボタンを選択後、対象のカメラ設定ファイルを選択して下さい。
■EEPROMへの保存方法
1. ”オプション” → ”設定”を選択して下さい。
2. 設定画面の、EEPROMタブを選択して下さい。
3. 下記項目がEEPROMへの保存・読込項目となります。
・Save[Standard]
画素欠陥位置以外の情報がカメラのEEPROMへ保存されます。
・Save[Defect Pixel Position]
画素欠陥位置の情報がカメラのEEPROMへ保存されます。
新たに欠陥画素を補正した場合に位置情報を保存して下さい。
・Load[Standard]
画素欠陥位置以外の情報がEEPROMから読み込まれカメラへ反映されます。
・Load[Defect Pixel Position]
画素欠陥位置の情報がEEPROMから読み込まれカメラへ反映されます。
・Reset Factory Default
カメラ設定ファイル、EEPROMへ初期値が反映されます。
次回起動から、EEPROMに保存した設定が自動的に読み込まれ、カメラが起動します。
EEPROMに設定を保存しても、カメラを起動する際にStCamSWare.cfgファイルが
C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Sentech\StCamSWare
に存在すると、StCamSWare.cfgファイル設定の設定が自動的に読み込まれます。
EEPROMの設定でカメラ起動する場合、
C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Sentech\StCamSWare にStCamSWare.cfgファイルが無い様に
して下さい。
USB3Vision カメラ以外のUSBカメラ(USB2.0、USB3.0カメラ)はStViewerを使用できません。
USB3Vision カメラであっても、PCのUSB3.0ホストコントローラーのドライバがインストールされていない場合、
カメラへの電源供給が十分でない場合、USBカメラを認識できません。
PCのUSB3.0ホストコントローラーのドライバが最新かデバイスマネージャー及び、
メーカーのサイトにて確認して下さい。
一部、6ピンからの外部電源入力推奨USB3Vision カメラがあります。
SDKに含まれるビューワーソフトを使用し、カメラが正常に動作し、カメラ、使用環境に問題ないことを
確認して下さい。
カメラ、使用環境に問題ないことが確認できた場合、作成されたサンプルプログラムに起因した問題の
可能性があります。
参考にしたサンプルプログラム名、問題の詳細、エラー情報、開発環境等をまとめ、
技術サポートまでお問い合わせ下さい。
Windows環境向けにStCamUSBPack、Linux環境向けにV4L2 USBドライバを提供しています。
ソフトウェアは、ソフトウェアダウンロードよりダウンロードして下さい。