接続しているカメラ、カメラインタフェース、デバイスバージョンなどを確認できます。
以下の手順で確認できます。
LocalDevice → DeviceInformation にて、接続しているカメラの情報が確認できます。
・接続しているカメラの確認
LocalDevice → DeviceInformation → DeviceDisplayName
・接続しているカメラのデバイスバージョン (ファームウェアバージョン) の確認
LocalDevice → DeviceInformation → DeviceVersion
* GigE Visionカメラの()内はFPGAバージョンとなります。
カメラには露光モード(ExposureMode)があり、設定フレームレートを維持した最長露光時間となる露光モード(OFF、露光時間は1 / “フレームレート設定”秒)、
露光時間を任意に設定できる露光モード(Timed、露光時間は設定された露光時間)があります。
露光モードが“OFF”の場合、露光時間はフレームレートによって変化し、任意の露光時間設定は行えません。
任意で露光時間を設定する場合は露光モードを“Timed”に設定して下さい。
以下の手順で設定できます。
・露光時間を任意の値で設定する場合
RemoteDevice → AcquisitionControl → ExposureMode → “Timed” に設定し、露光設定を有効にし、
RemoteDevice → AcquisitionControl → Exposure Time で、露光時間を設定して下さい。
・露光時間をフレームレートの値によって設定する場合(露光時間は 1 /フレームレート秒)
RemoteDevice → AcquisitionControl → ExposureMode → “OFF” に設定して下さい。
フレームレート設定、露光時間設定により、解像度を下げたにも関わらずフレームレートが得られていない
可能性があります。
露光時間は、1 / (フレームレート設定)秒以下の設定にする必要があります。
ROI機能使用時、下記の手順にてフレームレートを上げることが可能です。
1. 画像取得停止状態で、RemoteDevice → AcquisitionControl → AcquisitionFrameRate にて、
目標のフレームレートを設定して下さい。
2. RemoteDevice → AcquisitionControl → ExposureMode にて、露光設定を “OFF” 又は “Timed” に
設定して下さい。
“Timed”に設定した場合、RemoteDevice → AcquisitionControl → ExposureTimeにて、
露光時間を“1 / (フレームレート設定)秒” 以下で設定し、
RemoteDevice → AcquisitionControl → ExposureAuto にて、自動露光設定を “OFF” に設定して下さい。
3. 画像取得を開始し、フレームレートを確認して下さい。
ROI機能使用時、横方向の解像度を下げてもフレームレートは変わりません。
フレームレートを上げたい場合、縦方向の解像度を下げてください。
USB3Vision、GigE Vision、CoaxPressカメラには設定の保存機能、設定の読込機能があります。
カメラに保存されるデータは以下の 2種類あります。
Default: 変更不可の出荷状態(初期状態)データ
UserSet: 変更可能なデータ
Defaultのデータを読み込むことで、カメラの設定は出荷状態(初期状態)となります。
(USB2.0, USB3.0, Camera Link, Opt-C:Link等のカメラはカメラ内部に出荷設定を保持していない為、
設定変更前に設定をファイルに保存し、設定を出荷状態に戻せるようにして下さい)
StViewerカメラの設定を出荷状態(初期状態)に戻す手順は以下になります。
1. 画像取得停止状態で、RemoteDevice → UserSetControl → UserSetSelector → “Default” を
設定して下さい。
2. UserSetLoad の”Execute”ボタンが有効になりますので、”Execute”ボタンを選択すると出荷状態(初期状態) の
データが読み込まれます。
3. 設定を保存する場合、RemoteDevice → UserSetControl → UserSetSelector にて
UserSet1を選択して下さい。
UserSetSave の”Execute”ボタンが有効になりますので、”Execute”ボタンを選択すると現在の設定が
UserSet1に保存されます。
RemoteDevice → UserSetControl → UserSetDefaultを ”Default”に設定すると、
出荷状態(初期状態)でカメラが起動し、
RemoteDevice → UserSetControl → UserSetDefaultを ”UserSet1”に設定すると、
UserSet1に保存した設定でカメラが起動します。
StViewer上で画像取得時にフレームレートと画像転送速度が画面の右下に表示されます。
XXX[fps] → フレームレート
XXX[Mbps] → 画像転送速度
右下にフレームレートと画像転送速度が表示されていない場合、
以下の方法でステータスバーの表示を有効にして下さい。
1. 画面左上のViewを選択して下さい。
2. Status Bar を選択して下さい。
UserSet機能を使用して設定をカメラに保存・読込できます。
設定の保存・読込は画像取得を停止する必要があります。
・設定保存手順
1. 画像取得を停止した後、RemoteDevice → UserSetControl → UserSetSelectorにて
UserSet1を選択して下さい。
2. UserSetSave の”Execute”ボタンが有効になりますので、”Execute”ボタンを選択すると
現在の設定がUserSet1に保存されます。
Remote Device → User Set Control → UserSetDefaultを”UserSet1″に設定すると、
保存した設定でカメラが起動します。
・設定読込手順
1. 画像取得を停止した後、RemoteDevice → UserSetControl → UserSetSelectorにて
設定を読み込むUserSetを選択して下さい。
2. UserSetLoad の”Execute”ボタンを選択すると、選択したUserSetの設定が読み込まれます。
CoaXPressボードメーカーから提供されるAPIがあります。
また、弊社ではSentechSDK Package を提供しています。
CoaxカメラをSentechSDKにて制御を行う場合、Euresys社のボードを使用して下さい。
他メーカーのCoaxボードはSentechSDKに対応していないため、
ボードメーカーが提供しているAPIを使用して頂く形になります。
SentechSDK Packageにはビューワーソフト (StViewer) が含まれます。
ソフトウェアは、ソフトウェアダウンロードよりダウンロードして下さい。
CoaXPressカメラを使用する場合、CoaXPressボードが必要となります。
CoaXPressボードにより必要なバス(PCI、PCIe-x4、PCIe-x8等)が異なります。
使用するボード、PCのバス種類を確認して下さい。