Linuxのセキュリティにより、GigE Visionカメラの接続を遮断している可能性があります。
Linux用SDKをインストールした後、/opt/sentech/bin/setnetwork.sh *NIC名* を実行して、
以下の選択肢に「0」を入力して下さい。
※カメラ起動ごとに必要な設定となります。
In case that a GigE Camera is in different network and could not be detected, please try to alternate the setting:
(The setting will be applied to the configurations above)
0: no source validation
1: RFC3704 strict reverse path
2: RFC3704 loose reverse path (recommended)
3: Keep current setting (no changes)
Default [3] : 0
GigEカメラはフルフレームレート出力時、1秒に約1Gb程度の通信を行い続けるため、
ネットワーク使用率は高くなります。
フレームレートを下げることで、ネットワーク使用率は下がります。
画像データの取得を開始するサンプルプログラム
「Grab」や「GrabCallback」を参考にして下さい。
Sentech SDK Packageインストール時にインストール先フォルダを変更しなかった場合、
サンプルプログラムの説明資料は
C:\Program Files\OMRON_SENTECH\SentechSDK\v(バージョン)\Development\Doc\StApi\StApi_Jpn.chm
としてコピーされます。
(Sentech SDK Packageのインストールは、「Complete」を選択してインストールして下さい。
「Complete」以外でインストールした場合、サンプルプログラム、説明資料等はインストールされません。)
カメラパラメータ(「露光時間」や「ゲイン」等)を調整するサンプルコードは、
StViewerで各機能を選択すると、「Node Map」下部に表示されますのであわせて参照下さい。
下記手順にて、1つのStViewerウィンドウで複数台のカメラ画像を取得できます。
(1)StViewer起動
(2)Device Selection画面にて、カメラ1を選択し「OK」を選択
(3)StViewerにて、File → Openを開き、カメラ2を選択し「OK」を選択
* カメラ3以降は、手順(3)を必要台数分繰り返して下さい。
(4)Stviewerにて、Windows → Tileを開き「Horizontal」または「Vertical」を選択
「Horizontal」・・・1つのStViewerウィンドウに複数台のカメラ画面が横に並びます
「Vertical」・・・・1つのStViewerウィンドウに複数台のカメラ画面が縦に並びます
・カメラ設定時の注意
1つのStViewerウィンドウにて複数台の画像を取得・確認することができますが、
カメラの設定はカメラごとに行う必要があります。
下記画面のように設定を行うカメラの設定タブを選択し、設定を行って下さい。
IPアドレスはUserSetに保存されないため、変わりません。
IPアドレスの設定は変更した際、自動的にカメラ内部のメモリに保存されます。
Sentech SDKのバージョンによっては、一部のGigE Visionカメラ(Mシリーズ)を認識しません。
GigE Visionカメラ(Mシリーズ)を使用する場合、最新のSentech SDK Packageを使用して下さい。
UserSetで保存される設定は、”Remote Device”のカメラ設定になります。
”Remote Device”以外の設定についてはUserSetには保存されません。
StViewerの”Remote Device”以外の設定は、使用の都度設定するか、
Sentech SDKを使用し、設定保存できるソフトウェアを作成し使用下さい。
下記仕様を満たすPoEハブの使用を推奨します
・9Kジャンボフレーム対応
・1000Mbp (1Gbps) 対応
※ PC – PoEハブ間は1Gbpsでの伝送となる為、接続台数や設定によっては、
フレームレートの制限やコマ落ち等が発生する場合があります。
■Sentech SDK Package v1.06以降を使用している場合
IP設定ソフトウェア「GigECameraIPConfig_VC120_Win32」を使用して、
固定IPアドレスに設定できます。
Sentech SDK Package v1.0.6以降のバージョンをインストールすると、
IP設定ソフトウェア「GigECameraIPConfig_VC120_Win32」がインストールされます。
インストール先フォルダを変更しなかった場合、C:\Program Files\OMRON_SENTECH\SentechSDK\v(バージョン)\Applicationのフォルダ内に実行ファイルがコピーされます。
以下の手順で10進数による固定IPアドレスを設定できます。
1. カメラを接続して「GigECameraIPConfig_VC120_Win32」を実行して下さい。
2. Device Selection画面が開くのでカメラを選択し、OKを押して下さい。
3. GigE Camera IP Configが開くので、右下の「PersistentIP」にチェックを入れて下さい。
4. IP address、Subnet maskを入力して下さい。
5.「DHCP」のチェックを外し、「Apply」を押してください。
6. 設定後、StViewerを実行し、Device Selection画面のDevice Configration側のIP Addressが設定した
IPアドレスになっていることを確認して下さい。
■Sentech SDK Package v1.05を使用の場合
IP設定ソフトウェア「GEVPersistentIPSettingUtility」を使用して、
固定IPアドレスに設定できます。
ソフトウェアは、弊社ホームページの、ソフトウェアダウンロード (サンプル) より
GigEConfigurationsPresistIPをダウンロードして下さい。
※ソフトウェアのダウンロードはアクセスキーが必要になります。
初回のみアクセスキーの取得をお願いします。
以下の手順で10進数による固定IPアドレスを設定できます。
1. カメラを接続して「GEVPersistentIPSettingUtility」を実行して下さい。
2. Selectを押すと、Device Selection画面が開くのでカメラを選択し、OKを押して下さい。
3. IP address、Subnet maskを入力し、右下の「PersistentIP」にチェックを入れて下さい。
4.「DHCP」のチェックを外し、「Apply」を押してください。
5. 設定後、GEVPersistentIPSettingUtility」を実行し、Selectを押して、Device Selection画面を開き、
Device InformationのIP Addressが設定したIPアドレスになっていることを確認して下さい。
■StGigE-PackageまたはeBUS SDKを使用の場合
StGigEPlayerまたはeBUSPlayerにより固定IPアドレスが設定できます。
以下の手順で固定IPアドレスを設定できます。
1. 「TransportLayerControl」-「GigE-Vision」-「GevCurrentIPConfigurationPersistentIP」を
「True」に設定
2. 「TransportLayerControl」-「GigE-Vision」-「GevPersistentIPAddress」に固定IPアドレスを、
「TransportLayerControl」-「GigE-Vision」-「GevPersistentSubnetMask」にサブネットマスクを
設定して下さい。