StViewer上で画像取得時にフレームレートと画像転送速度が画面の右下に表示されます。
XXX[fps] → フレームレート
XXX[Mbps] → 画像転送速度
右下にフレームレートと画像転送速度が表示されていない場合、
以下の方法でステータスバーの表示を有効にして下さい。
1. 画面左上のViewを選択して下さい。
2. Status Bar を選択して下さい。
SDKに含まれるビューワーソフトを使用し、カメラが正常に動作し、カメラ、使用環境に問題ないことを
確認して下さい。
カメラ、使用環境に問題ないことが確認できた場合、作成されたサンプルプログラムに起因した問題の
可能性があります。
参考にしたサンプルプログラム名、問題の詳細、エラー情報、開発環境等をまとめ、
技術サポートまでお問い合わせ下さい。
ソフトウェアトリガはソフトウェアコマンドによるトリガ動作、
ハードウェアトリガは外部I/Oコネクタから入力される外部機器からのトリガ信号によるトリガ動作となります。
(USB3Visionカメラ、GigE Visionカメラの場合、外部I/Oコネクタは6ピンコネクタとなります)
StViewerでは以下の手順にて、ソフトウェアトリガ・ハードウェアトリガの設定ができます。
1. 画像取得停止状態で、RemoteDevice → AcquisitionControl → TriggerMode → “ON” に
設定して下さい。
2. トリガ機能をRemoteDevice → AcquisitionControl → TriggerSource にて
“Software”, ”Hardware” を選択して下さい。
カメラによっては、LineN (Nは0, 1, 2の任意の値) が選択できるものがあります。
LineN: ハードウェアトリガ 外部I/OコネクタのN入力ピンから入力されるトリガ信号による
トリガ動作となります。
UserSet機能を使用して設定をカメラに保存・読込できます。
設定の保存・読込は画像取得を停止する必要があります。
・設定保存手順
1. 画像取得を停止した後、RemoteDevice → UserSetControl → UserSetSelectorにて
UserSet1を選択して下さい。
2. UserSetSave の”Execute”ボタンが有効になりますので、”Execute”ボタンを選択すると
現在の設定がUserSet1に保存されます。
Remote Device → User Set Control → UserSetDefaultを”UserSet1″に設定すると、
保存した設定でカメラが起動します。
・設定読込手順
1. 画像取得を停止した後、RemoteDevice → UserSetControl → UserSetSelectorにて
設定を読み込むUserSetを選択して下さい。
2. UserSetLoad の”Execute”ボタンを選択すると、選択したUserSetの設定が読み込まれます。
ホームページからダウンロードしたZipファイルを展開し、
32ビットWindowsの場合 ⇒ SentechSDK_Win32
64ビットWindowsの場合 ⇒ SentechSDK_x64 をインストールして下さい。
説明図はWindows7 64ビットのものです。
ダウンロードしたインストーラを実行します。
「Next」を選択します。
License Agreementを確認後、「I accept the terms in the License Agreement」にチェックを入れ、「Next」を選択します。
以下の3つのインストールタイプから適切なインストールタイプを選択して
Sentech SDKをインストールして下さい。
・Typical
基本機能のインストールになります。
デモ用途、カメラの動作確認で使うアプリケーション(StViewer等)はインストールされますが、SDK関連のファイルはインストールされません。
・Custom
Custom ではインストールする項目を選択できます。
デフォルトでは「StApi development files(SDKファイル)」、「StApi Sample programs(サンプルプログラム)」が選択されていないため、「Typical」と同様にインストールとなります。
・Complete
アプリケーション(StViewer等)、SDK関連ファイル全てインストールします。
「Install」を選択します。
※ユーザアカウント制御画面、ドライバのインストール画面が出た場合は「はい」を選択して下さい。
インストールが完了しましたので「Finish」を選択して下さい。
インストール先フォルダを変更しなかった場合、
C:\Program Files\OMRON_SENTECH\SentechSDK のフォルダ内に
ファイルがコピーされます。
(32bitOSの場合 C:\Program Files (x86)\OMRON_SENTECH\SentechSDK)
「Complete」を選択した場合、Applicationフォルダ、Developmentフォルダが作成されます。
※ 「Typical」を選択した場合、Developmentフォルダは作成されず、SDK関連ファイルはインストールされません。
「Custom」を選択して「StApi development files(開発ファイル)」、
「StApi Sample programs(サンプルプログラム)」の両方をインストールしなかった場合、
Developmentフォルダは作成されず、SDK関連ファイルはインストールされませんが、
どちらかをインストールした場合、Developmentフォルダは作成され、SDK関連ファイルがインストールされます。
PCを使用して画像取り込みを行う場合とPCを使用せずモニターに直に接続し画像表示する場合で変わります。
PCを使用して画像取り込みを行う場合
取り込みボードレスで画像取り込みを行う場合
・GigE Vision
100mまでのケーブル長に対応できます。
・USB3 Vision
USBバスパワー利用の為、USBケーブル1本で使用可能です。
・USB2.0
USBバスパワー利用の為、USBケーブル1本で使用可能です。
取り込みボードを使用し、安定した画像取り込みを行う場合
・Camera Link
“低解像度・ハイスピード”から”高解像度・ハイスピード”までラインナップが豊富です。
・CoaXPress
同解像度のCamera Linkカメラに比べてハイスピードになります。
・Opt-C:Link
100mまでのケーブル長に対応できます。
PCを使用せずモニターに直に画像表示する場合
・HD-DVI
HDMIケーブルでモニターへのダイレクト出力が可能です。
・3G-SDI / HD-SDI
BNCケーブルでSDI入力対応のモニターへのダイレクト出力が可能です。
・TVフォーマット
BNCケーブルでモニターへのダイレクト出力が可能です。
PCに複数付属されているUSB3.0ポートへUSB3 Visionカメラを複数台接続している場合、
PC、USB3.0ホストコントローラーの性能によりフレームレート低下、カメラを認識しない等、
影響が出ることがあります。
USB3 Visionカメラの動作が不安定な場合、以下を確認して下さい。
・ホストコントローラーのドライバ確認
USB3 Visionカメラを接続しているUSBポートを制御しているUSB3.0ホストコントローラーのドライバが最新か
USB3.0ホストコントローラーのメーカーサイトにて確認して下さい。
・PCのUSB電源管理を確認
USBのセレクティブサスペンドの設定によっては、USBポートの電源が自動的に切れる場合があります。
省電力モードを“無効”に変更して下さい。
また、バスパワータイプのUSB3.0のハブを使用してUSB3 Visionカメラを複数台接続している場合、
ハブの性能によりフレームレート低下、カメラを認識しない等影響が出ることがあります。
ハブを使用して複数台のカメラを使用する場合、セルフパワータイプのUSB3.0ハブの利用を推奨します。
ハブの性能等は、ハブ提供メーカーにご確認下さい。
USB3 VisionカメラのパフォーマンスはUSB3.0ホストコントローラ(ドライバ含)の性能、
USBポートからの安定電源供給によって変わります。
USB3.0ホストコントローラー1個でUSB3 Visionカメラ1台の制御を行うように接続すると、
USB3 Visionカメラを安定して使用できます。
必要に応じてUSB3.0拡張ボード等でUSB3.0ホストコントローラーの数を増やして下さい。
USB3.0ポートが1個で、拡張ボード等の増設が難しい場合は、セルフパワーUSB3.0ハブを使用して下さい。
USB3.0ポートに接続されていることを確認して下さい。
USB3.0ポートが複数あるPCの場合、USB3.0ポートでも充電用の場合があり、
安定してフレームレートが取得できるUSB3.0ポートであることを確認の上、使用して下さい。
USB3.0ポートの仕様については、PCの仕様等で確認して下さい。
USB3.0ポートの見分け方は下記になります
・USB端子のコネクターが青い
・USB端子のロゴに「SS」と入っている
デバイスマネージャのユニバーサルシリアルバスコントローラにてPCがUSB3.0に対応しているか確認できます。
USB3.0の場合、”USB3.0″がコントローラー名に含まれます。
USB2.0の場合、”USB2.0”又は”USBエンハンスド”がコントローラー名に含まれます。
0.4M~20MのCMOS搭載USB3 Visionカメラをラインナップしています。
カメラ製品情報は下記を参照して下さい。
製品情報
* USB3 Visionカメラにはレンズ・ケーブルは含まれていません。
USBアクセサリページ、ケーブルメーカーまたはレンズメーカーホームページを参照し、選定して下さい。
USB3.0規格でのケーブル長規定は、3.0mまでですので3.0m以内のUSB3.0ケーブルを使用して下さい。
3.0m以上のUSB3.0ケーブルを使用する場合、ケーブルメーカーに確認し、
実使用環境で十分に確認を行って下さい。