弊社GigE Visionカメラ専用のSentech GigE Visionフィルタドライバが含まれています。
弊社GigE Visionカメラ専用のフィルタドライバの為、他社のGigE Visionカメラを接続して使用することは
できません。
弊社USB3Visionカメラ専用のデバイスドライバも含まれます。
カメラ設定の変更は、AutoFunctionsサンプルコードを参考にして下さい。
StViewerのNodeMap中に表示されているカメラ設定を選択すると、NodeMap下部に設定の詳細及び
サンプルコードが表示されますので合わせて参考にして下さい。
FrameStartTriggerサンプルコードは、カメラをトリガモードに設定し、フリーランモードに設定せず終了する為、
カメラがトリガモードのままとなり、トリガ信号の入力が無いと画像取得は行えません。
StViewerを使用してカメラを接続し、「Trigger Mode」をOffに設定することでフリーランモードに戻ります。
実際のプログラム内でカメラ設定を変更する場合、必要に応じてプログラム終了前にカメラ設定を戻すことを
推奨します。
USB3Visionカメラ、GigE VisionカメラはGenICam規格に準拠したカメラです。
GenICam準拠のSentech SDK、Sentech SDKに含まれるStViewerが共通SDK、共通ソフトウェアとなります。
動画保存方式を設定して保存できます。
以下の手順で設定できます。
1. File → Start Recordingを選択して下さい。
2.Sentech SDK v1.1.2 Update4 以降のStViewerにて「Start Recording」選択すると、
「Generate multiple still image files?」というメッセージが表示されます。
「いいえ」を選択すると動画ファイルが保存されます。
3. 以下の各種設定を行い、Addを選択してファイル名を設定後、OKを選択して下さい。
4. 画像取得を開始し、動画が保存されることを確認して下さい。
各種設定
File Format | 画像保存フォーマット AVI1 → 最大ファイルサイズ 2GB AVI2 → 最大ファイルサイズ 1TB |
Compression | 圧縮方法 Motion JPEG → MPEGで圧縮 Uncompressed → 非圧縮 |
Quality Value | Motion JPEGで保存する時の動画品質 (最大100) |
Reserve Y | 出力画像のY軸 (縦) に対する反転 |
Frame Rate | 動画再生時のフレームレート数 |
Maximum Frame Count Per File | 1ファイルあたりの記録画像フレーム数 |
時間単位での保存設定は下記を参考にして下さい。
例: 30フレームレートで5分間の動画を取得する設定
File Format | AVI1 |
Compression | MPEG |
Quality Value | 50 |
Reserve Y | False |
Frame Rate | 30 |
Maximum Frame Count Per File | 9,000 |
動画取得時間は「Maximum Frame Count Per File / Frame Rate」にて計算できます。
接続しているカメラ、カメラインタフェース、デバイスバージョンなどを確認できます。
以下の手順で確認できます。
LocalDevice → DeviceInformation にて、接続しているカメラの情報が確認できます。
・接続しているカメラの確認
LocalDevice → DeviceInformation → DeviceDisplayName
・接続しているカメラのデバイスバージョン (ファームウェアバージョン) の確認
LocalDevice → DeviceInformation → DeviceVersion
* GigE Visionカメラの()内はFPGAバージョンとなります。
ジャンボフレームは、ネットワーク転送単位のパケットサイズを 1500 bytes → 9 kbytes 等に増やし、
1フレームの画像転送に必要なパケット数を減らすことが出来き、転送効率の向上と処理の安定化を実現できます。
(ジャンボパケットも同義です)
例えば、GigE Visionカメラで 2,048 x 1,536 解像度 8bitデータを転送する場合、
1フレームあたり約25,165,000 bytesのデータとなります。
ジャンボフレーム無効時は、約16,780 パケット (25,165,000 / 1,500) 、
9 kbytesジャンボフレーム有効時は、約2,800 パケット (25,165,000 / 9,000) となり、
転送パケットを大幅に減らすことができます。
GigE Visionカメラを接続するネットワークカードが、9 kbytesジャンボフレームをサポートしている場合、
ジャンボフレームを有効に設定して使用することを推奨します。
カメラには露光モード(ExposureMode)があり、設定フレームレートを維持した最長露光時間となる露光モード(OFF、露光時間は1 / “フレームレート設定”秒)、
露光時間を任意に設定できる露光モード(Timed、露光時間は設定された露光時間)があります。
露光モードが“OFF”の場合、露光時間はフレームレートによって変化し、任意の露光時間設定は行えません。
任意で露光時間を設定する場合は露光モードを“Timed”に設定して下さい。
以下の手順で設定できます。
・露光時間を任意の値で設定する場合
RemoteDevice → AcquisitionControl → ExposureMode → “Timed” に設定し、露光設定を有効にし、
RemoteDevice → AcquisitionControl → Exposure Time で、露光時間を設定して下さい。
・露光時間をフレームレートの値によって設定する場合(露光時間は 1 /フレームレート秒)
RemoteDevice → AcquisitionControl → ExposureMode → “OFF” に設定して下さい。
フレームレート設定、露光時間設定により、解像度を下げたにも関わらずフレームレートが得られていない
可能性があります。
露光時間は、1 / (フレームレート設定)秒以下の設定にする必要があります。
ROI機能使用時、下記の手順にてフレームレートを上げることが可能です。
1. 画像取得停止状態で、RemoteDevice → AcquisitionControl → AcquisitionFrameRate にて、
目標のフレームレートを設定して下さい。
2. RemoteDevice → AcquisitionControl → ExposureMode にて、露光設定を “OFF” 又は “Timed” に
設定して下さい。
“Timed”に設定した場合、RemoteDevice → AcquisitionControl → ExposureTimeにて、
露光時間を“1 / (フレームレート設定)秒” 以下で設定し、
RemoteDevice → AcquisitionControl → ExposureAuto にて、自動露光設定を “OFF” に設定して下さい。
3. 画像取得を開始し、フレームレートを確認して下さい。
ROI機能使用時、横方向の解像度を下げてもフレームレートは変わりません。
フレームレートを上げたい場合、縦方向の解像度を下げてください。
PCのネットワークカードとGigE Visionカメラが同一ネットワーク上に無い為、カメラが使用できません。
ネットワークカードとカメラのIPアドレスの確認、設定を行って下さい。
ネットワークカード (NIC) のIPアドレスは、Device Selection画面のInterface Information、
カメラのIPアドレスは、Device Selection画面のDevice Informationにて確認できます。
以下の手順で設定して下さい。
1. Device Selection画面にて、使用するカメラを選択し、左下のSetIP Addressボタンを選択して下さい。
2. Set IP Address画面が表示されますので、Device ConfigrationのIP Address、Subnet Mask を
NIC ConfigrationのIP Address、Subnet Maskに合わせて設定してOKボタンを選択して下さい。
IP Addressは、NIC ConfigrationのIP Addressの左3つの値と同様の値、
4つ目の値はNIC Configration側のIP Addressと異なる値(1~254)を設定して下さい。
Subnet Maskは、NIC ConfigrationのSubnet Maskと一致させて下さい。
3. Device Selection画面に戻り、OKボタンを選択して下さい。
下記の場合の設定方法
IP情報 / 各インタフェース | NIC Configration | Device Configration |
IP Address | 169.254.237.65 | 192.168.3.165 |
Subnet Mask | 255.255.255.0 | 255.255.0.0 |
1. Device Selection画面にて、使用するカメラを選択し、左下のSetIP Address を選択して下さい。
2. Set IP Address画面が表示されますので、
Device ConfigrationのIP Addressを169.254.237.50、Subnet Maskを255.255.255.0に設定し、
OKボタンを選択して下さい。
3. Device Selection画面に戻りますので、OKボタンを選択して下さい。