Baseコンフィグレーションは8bit画像時1 ~ 3TAPとなります。
Fullコンフィグレーションは8bit画像時8TAPとなります。
画像解像度を変更せずにフレームレートを上げるには、TAP数を増やした構成にする必要があります。
(2TAPの場合、3TAPに変更、4TAPの場合、8TAPに変更等)
ROI機能を使用し、フル解像度の一部分を切り出すことにより、フレームレートを上げることができます。
TAPコンフィグレーションによって画像転送速度 (フレームレート) が異なります。
TAP数が増えるほど、画像転送速度 (フレームレート) は高速になりますが、
TAP数に応じた機器 (Camera Linkボード、Camera Link ケーブル) が必要となります。
Medium / Full コンフィグレーションでカメラを使用する場合、Fullコンフィグレーション対応の
Camera Linkボード、Camera Linkケーブル2本、カメラファイル及びカメラ設定が必要となります。
Decaコンフィグレーションでカメラを使用する場合、80bit対応のCamera Linkボード、Full対応の
Camera Linkケーブル2本、Deca対応のカメラファイル及びDeca対応のカメラ設定が必要となります。
カメラとの通信は、Camera Linkカメラ、Camera Linkボード共にBaseコネクタを使用して行います。
カメラがCamera LinkボードのBaseコネクタと接続されていることを確認して下さい。
(Camera Linkコネクタ2個搭載カメラの場合は、コネクタ1またはBaseコネクタとCamera Linkボードの
Baseコネクタが接続されていることを確認して下さい)
カメラがCamera LinkボードのBaseコネクタに接続されていて通信できない場合は、
CLCtrl2ソフトの通信ポートが正しく行われていない、カメラに電源は供給されていない可能性があります。
Camera Linkボードが提供している通信方式 (DLL, 仮想COMポート)を確認し、適切に設定して下さい。
カメラに電源が正しく供給されていることを確認して下さい。
1本接続時は、Baseコンフィグレーション接続による画像転送となります。
2本接続時は、Base / Medium / Full / Deca (10TAP) コンフィグレーション接続による画像転送が可能となり、
カメラファイル、カメラ設定によりコンフィグレーションの選択が可能です。
カメラのTAPコンフィグレーションとカメラファイルのTAPコンフィグレーションが
一致していることを確認して下さい。
Full / Decaコンフィグレーションで使用する場合は、Fullコンフィグレーション対応の
Camera Linkケーブルを使用して下さい。
カメラリンク出力構成
コンフィグレーション | 画像転送速度 | Camera Link ケーブル本数 |
Deca(10TAP) | 850 MB /s | 2本 |
Full(8TAP) | 680 MB /s | 2本 |
Medium(4TAP) | 510 MB /s | 2本 |
Base(1-3TAP) | 255 MB /s | 1本 |
PCを使用して画像取り込みを行う場合とPCを使用せずモニターに直に接続し画像表示する場合で変わります。
PCを使用して画像取り込みを行う場合
取り込みボードレスで画像取り込みを行う場合
・GigE Vision
100mまでのケーブル長に対応できます。
・USB3 Vision
USBバスパワー利用の為、USBケーブル1本で使用可能です。
・USB2.0
USBバスパワー利用の為、USBケーブル1本で使用可能です。
取り込みボードを使用し、安定した画像取り込みを行う場合
・Camera Link
“低解像度・ハイスピード”から”高解像度・ハイスピード”までラインナップが豊富です。
・CoaXPress
同解像度のCamera Linkカメラに比べてハイスピードになります。
・Opt-C:Link
100mまでのケーブル長に対応できます。
PCを使用せずモニターに直に画像表示する場合
・HD-DVI
HDMIケーブルでモニターへのダイレクト出力が可能です。
・3G-SDI / HD-SDI
BNCケーブルでSDI入力対応のモニターへのダイレクト出力が可能です。
・TVフォーマット
BNCケーブルでモニターへのダイレクト出力が可能です。
CoaXPressボードメーカーから提供されるAPIがあります。
また、弊社ではSentechSDK Package を提供しています。
CoaxカメラをSentechSDKにて制御を行う場合、Euresys社のボードを使用して下さい。
他メーカーのCoaxボードはSentechSDKに対応していないため、
ボードメーカーが提供しているAPIを使用して頂く形になります。
SentechSDK Packageにはビューワーソフト (StViewer) が含まれます。
ソフトウェアは、ソフトウェアダウンロードよりダウンロードして下さい。
Sentech SDK Packageを弊社より提供しています。
Sentech SDK Packageにはビューワーソフト(StViewer)が含まれます。
既にGigE Visionカメラを使用されている場合、eBUS SDK Package、StGigE-Packageも使用できます。
(GigE Vision Sシリーズのみ)
ソフトウェアは、ソフトウェアダウンロードよりダウンロードして下さい。
GigE Vision対応のVisionソフトウェアの使用も可能です。
Windows環境向けにStCamUSBPack、Linux環境向けにV4L2 USBドライバを提供しています。
ソフトウェアは、ソフトウェアダウンロードよりダウンロードして下さい。
12MのCMOS搭載Opt-C:Linkカメラをラインナップしています。
カメラ製品情報は下記を参照して下さい。
製品情報
* Opt-C:Linkカメラにはレンズ・ケーブル・電源アダプタは含まれていません。
ケーブルメーカーまたはレンズメーカーホームページを参照し、選定して下さい。
電源アダプタは弊社営業まで問い合わせ下さい。