TAPコンフィグレーションによって画像転送速度 (フレームレート) が異なります。
TAP数が増えるほど、画像転送速度 (フレームレート) は高速になりますが、
TAP数に応じた機器 (Camera Linkボード、Camera Link ケーブル) が必要となります。
Medium / Full コンフィグレーションでカメラを使用する場合、Fullコンフィグレーション対応の
Camera Linkボード、Camera Linkケーブル2本、カメラファイル及びカメラ設定が必要となります。
Decaコンフィグレーションでカメラを使用する場合、80bit対応のCamera Linkボード、Full対応の
Camera Linkケーブル2本、Deca対応のカメラファイル及びDeca対応のカメラ設定が必要となります。
カメラとの通信は、Camera Linkカメラ、Camera Linkボード共にBaseコネクタを使用して行います。
カメラがCamera LinkボードのBaseコネクタと接続されていることを確認して下さい。
(Camera Linkコネクタ2個搭載カメラの場合は、コネクタ1またはBaseコネクタとCamera Linkボードの
Baseコネクタが接続されていることを確認して下さい)
カメラがCamera LinkボードのBaseコネクタに接続されていて通信できない場合は、
CLCtrl2ソフトの通信ポートが正しく行われていない、カメラに電源は供給されていない可能性があります。
Camera Linkボードが提供している通信方式 (DLL, 仮想COMポート)を確認し、適切に設定して下さい。
カメラに電源が正しく供給されていることを確認して下さい。
1本接続時は、Baseコンフィグレーション接続による画像転送となります。
2本接続時は、Base / Medium / Full / Deca (10TAP) コンフィグレーション接続による画像転送が可能となり、
カメラファイル、カメラ設定によりコンフィグレーションの選択が可能です。
カメラのTAPコンフィグレーションとカメラファイルのTAPコンフィグレーションが
一致していることを確認して下さい。
Full / Decaコンフィグレーションで使用する場合は、Fullコンフィグレーション対応の
Camera Linkケーブルを使用して下さい。
カメラリンク出力構成
コンフィグレーション | 画像転送速度 | Camera Link ケーブル本数 |
Deca(10TAP) | 850 MB /s | 2本 |
Full(8TAP) | 680 MB /s | 2本 |
Medium(4TAP) | 510 MB /s | 2本 |
Base(1-3TAP) | 255 MB /s | 1本 |
CoaXPressボードメーカーから提供されるAPIがあります。
また、弊社ではSentechSDK Package を提供しています。
CoaxカメラをSentechSDKにて制御を行う場合、Euresys社のボードを使用して下さい。
他メーカーのCoaxボードはSentechSDKに対応していないため、
ボードメーカーが提供しているAPIを使用して頂く形になります。
SentechSDK Packageにはビューワーソフト (StViewer) が含まれます。
ソフトウェアは、ソフトウェアダウンロードよりダウンロードして下さい。
Sentech SDK Packageを弊社より提供しています。
Sentech SDK Packageにはビューワーソフト(StViewer)が含まれます。
既にGigE Visionカメラを使用されている場合、eBUS SDK Package、StGigE-Packageも使用できます。
(GigE Vision Sシリーズのみ)
ソフトウェアは、ソフトウェアダウンロードよりダウンロードして下さい。
GigE Vision対応のVisionソフトウェアの使用も可能です。
Windows環境向けにStCamUSBPack、Linux環境向けにV4L2 USBドライバを提供しています。
ソフトウェアは、ソフトウェアダウンロードよりダウンロードして下さい。
Opt-C:Linkボードメーカーから提供されるソフトウェア、Visionソフトウェアを使用するため、
画像取得ソフトウェアは弊社からは提供していません。
Opt-C:Linkカメラの設定変更(露光時間、動作モード等)用ソフトウェア(CLCtrl2)を弊社から提供しています。
Gigabit Ethernet対応のスイッチング・ハブを使用して複数台のGigE Visionカメラを接続している場合、
フリーラン動作等でGigE Visionカメラからのデータ合計量が1Gbpsを超えるとフレームレート低下、
カメラを認識しない等、影響が出ることがあります。
1台のスイッチングハブに複数のカメラを接続する場合、
フレームレートを下げる等、データ合計量を下げてご使用下さい。
GigE Visionカメラのパフォーマンスはネットワークボードの性能、設定によって変わります。
ネットワークポート1個でGigE Visionカメラ1台を接続するとGigE Visionカメラを安定して使用できます。
必要に応じて拡張ネットワークボードを増設して下さい。
PCに拡張ネットワークボードの追加や配線上のケーブル本数などに制約がある場合、
Gigabit Ethernet(1000BASE-T)対応のスイッチング・ハブを使用して下さい。
トリガ動作等でGigE Visionカメラからのデータ合計量が1Gbpsを超えない場合、
Gigabit Ethernet(1000BASE-T)対応のスイッチング・ハブを使用して下さい。
Gigabit Ethernet対応のスイッチング・ハブはメーカー・機種により性能が異なりますので、
実使用環境で確認して下さい。
USB2.0カメラのパフォーマンスはUSB2.0ホストコントローラ (ドライバ含) の性能、
USBポートからの安定電源供によって変わります。
USB2.0ホストコントローラー1個でUSB2.0カメラ1台の制御を行うように接続すると、
USB2.0カメラを安定して使用できます。
必要に応じてUSB2.0またはUSB3.0拡張ボード等でUSBホストコントローラーの数を増やして下さい。