下記仕様を満たすPoEハブの使用を推奨します
・9Kジャンボフレーム対応
・1000Mbp (1Gbps) 対応
※ PC – PoEハブ間は1Gbpsでの伝送となる為、接続台数や設定によっては、
フレームレートの制限やコマ落ち等が発生する場合があります。
解像度が高いカメラの場合、取込用バッファが不足し画像の取り込みができず、
エラーが発生する場合があります。
下記資料を参考に、「使用メモリーの軽減」、「プールサイズの指定」等を行い、
USBカメラの画像取り込みが行えるか確認して下さい。
■Sentech SDK Package v1.06以降を使用している場合
IP設定ソフトウェア「GigECameraIPConfig_VC120_Win32」を使用して、
固定IPアドレスに設定できます。
Sentech SDK Package v1.0.6以降のバージョンをインストールすると、
IP設定ソフトウェア「GigECameraIPConfig_VC120_Win32」がインストールされます。
インストール先フォルダを変更しなかった場合、C:\Program Files\OMRON_SENTECH\SentechSDK\v(バージョン)\Applicationのフォルダ内に実行ファイルがコピーされます。
以下の手順で10進数による固定IPアドレスを設定できます。
1. カメラを接続して「GigECameraIPConfig_VC120_Win32」を実行して下さい。
2. Device Selection画面が開くのでカメラを選択し、OKを押して下さい。
3. GigE Camera IP Configが開くので、右下の「PersistentIP」にチェックを入れて下さい。
4. IP address、Subnet maskを入力して下さい。
5.「DHCP」のチェックを外し、「Apply」を押してください。
6. 設定後、StViewerを実行し、Device Selection画面のDevice Configration側のIP Addressが設定した
IPアドレスになっていることを確認して下さい。
■Sentech SDK Package v1.05を使用の場合
IP設定ソフトウェア「GEVPersistentIPSettingUtility」を使用して、
固定IPアドレスに設定できます。
ソフトウェアは、弊社ホームページの、ソフトウェアダウンロード (サンプル) より
GigEConfigurationsPresistIPをダウンロードして下さい。
※ソフトウェアのダウンロードはアクセスキーが必要になります。
初回のみアクセスキーの取得をお願いします。
以下の手順で10進数による固定IPアドレスを設定できます。
1. カメラを接続して「GEVPersistentIPSettingUtility」を実行して下さい。
2. Selectを押すと、Device Selection画面が開くのでカメラを選択し、OKを押して下さい。
3. IP address、Subnet maskを入力し、右下の「PersistentIP」にチェックを入れて下さい。
4.「DHCP」のチェックを外し、「Apply」を押してください。
5. 設定後、GEVPersistentIPSettingUtility」を実行し、Selectを押して、Device Selection画面を開き、
Device InformationのIP Addressが設定したIPアドレスになっていることを確認して下さい。
■StGigE-PackageまたはeBUS SDKを使用の場合
StGigEPlayerまたはeBUSPlayerにより固定IPアドレスが設定できます。
以下の手順で固定IPアドレスを設定できます。
1. 「TransportLayerControl」-「GigE-Vision」-「GevCurrentIPConfigurationPersistentIP」を
「True」に設定
2. 「TransportLayerControl」-「GigE-Vision」-「GevPersistentIPAddress」に固定IPアドレスを、
「TransportLayerControl」-「GigE-Vision」-「GevPersistentSubnetMask」にサブネットマスクを
設定して下さい。
録画機能は搭載していません。
録画機能のあるレコーダーや取り込みボード等を使用して録画を行って下さい。
上下反転 / 左右反転 / 上下左右反転機能があります。
画像反転は、OSD及び、通信ソフト(KPACtrl)での設定が可能です。
・OSD
下記の手順で画像の反転が行えます。
1. カメラにコントローラーを接続し、「MEMU」を選択して下さい。
2. OSD PAGE5の “IMAGE OUTPUT” にて、「STANDARD」、「HV INVERSION」、「V INVERSION」、
「H INVERSION」のいずれかを用途に合わせて変更して下さい。
「STANDARD」: 通常表示
「HV INVERSION」:上下左右反転
「V INVERSION」:上下反転
「H INVERSION」:左右反転
・通信ソフト
下記の手順で画像の反転が行えます。
STC-HD853HDMI
1. カメラに JIG-USB-HD を接続し、KPACtrlを起動して下さい。
2. “Read ALL” を選択して下さい。
3. “DSP:Other” タブを選択して下さい。
4. 上下反転または左右反転をオンに設定すると、表示画像が反転します。
上下反転、左右反転の両方をオンに設定すると、表示画像が上下左右反転します。
DSP: 映像表示に関わる機能を制御します。
シャッタ、ゲイン、ホワイトバランス、色相、彩度、ラインマーカー、反転などを制御します。
DSP設定はプリセットとして最大8個の設定を個別に調整、保存できます。
uCOM: 通信やボタン設定など映像表示以外の機能を制御します。
プッシュボタン設定、ユーザー定義色、OSD文字サイズ、テストパターンなどを制御します。
uCOM設定は全DSPプリセット共通設定です。
コントローラを使用したOSD、または通信によりカメラ設定を出荷状態に戻すことができます。
・OSDによる設定
下記の手順で出荷状態の設定に戻すことができます。
1. カメラにコントローラーを接続し、「MEMU」を選択して下さい。
2. OSD PAGE6の “EEPROM” にて、「RESET」を選択すると、「Are You OK?」とされるので実行して下さい。
選択実行後、確認メッセージ (COMPLETE) が表示されます。
カメラの電源を再投入すると設定値が出荷状態の設定になります。
・通信ソフトによる設定
下記の手順で出荷状態の設定に戻すことができます。
1. カメラに JIG-USB-HD を接続し、KPACtrlを起動して下さい。
2. “Read ALL” を選択して下さい。
3. メニュー「Comm(C)」→ 「EEPROM Initialize」を選択して下さい。
4. 確認画面が出るため、”OK”を選択して下さい。
5. カメラの電源を再投入すると設定値が工場出荷時の設定になります。
4K/HDMIカメラにはラインマーカー機能があり、水平・垂直ラインマーカーを各4本ずつ表示できます。
ラインマーカー機能はOSD、制御ソフトの両方で設定できます。
・通信ソフトウェア
KPACtrlソフトウェアが必要となります。
ソフトウェアはホームページからダウンロードして下さい。
・通信治具ドライバのインストール
KPACtrlソフトウェアをインストールすると通信治具ドライバーファイルがPCにコピーされます。
初めて通信治具JIG-USB-HDをPCに接続する場合、通信の為のUSB仮想シリアルドライバが必要です。
KPACtrlをインストールすると、ドライバは、Sentech\KPACtrl\drvにコピーされます。
USB仮想シリアルドライバのインストール完了後、JIG-USB-HDをPCに再接続すると、
自動的にSentech USB Serial Portドライバがインストールされます。
デバイスマネージャーにて、USB Serial PortのCOM番号を確認して下さい。
通信ソフトウェアを起動し、CommタブのPort Settingより通信ポートを設定して下さい。
デバイスマネージャーにて確認した Sentech USB Serial PortのCOM番号を選択して下さい。
通信時にエラーコードが表示される場合は、仕様書上のエラーコードを確認下さい。