上下反転 / 左右反転 / 上下左右反転機能があります。
画像反転は、OSD及び、通信ソフト(KPACtrl)での設定が可能です。
・OSD
下記の手順で画像の反転が行えます。
1. カメラにコントローラーを接続し、「MEMU」を選択して下さい。
2. OSD PAGE5の “IMAGE OUTPUT” にて、「STANDARD」、「HV INVERSION」、「V INVERSION」、
「H INVERSION」のいずれかを用途に合わせて変更して下さい。
「STANDARD」: 通常表示
「HV INVERSION」:上下左右反転
「V INVERSION」:上下反転
「H INVERSION」:左右反転
・通信ソフト
下記の手順で画像の反転が行えます。
STC-HD853HDMI
1. カメラに JIG-USB-HD を接続し、KPACtrlを起動して下さい。
2. “Read ALL” を選択して下さい。
3. “DSP:Other” タブを選択して下さい。
4. 上下反転または左右反転をオンに設定すると、表示画像が反転します。
上下反転、左右反転の両方をオンに設定すると、表示画像が上下左右反転します。
DSP: 映像表示に関わる機能を制御します。
シャッタ、ゲイン、ホワイトバランス、色相、彩度、ラインマーカー、反転などを制御します。
DSP設定はプリセットとして最大8個の設定を個別に調整、保存できます。
uCOM: 通信やボタン設定など映像表示以外の機能を制御します。
プッシュボタン設定、ユーザー定義色、OSD文字サイズ、テストパターンなどを制御します。
uCOM設定は全DSPプリセット共通設定です。
コントローラを使用したOSD、または通信によりカメラ設定を出荷状態に戻すことができます。
・OSDによる設定
下記の手順で出荷状態の設定に戻すことができます。
1. カメラにコントローラーを接続し、「MEMU」を選択して下さい。
2. OSD PAGE6の “EEPROM” にて、「RESET」を選択すると、「Are You OK?」とされるので実行して下さい。
選択実行後、確認メッセージ (COMPLETE) が表示されます。
カメラの電源を再投入すると設定値が出荷状態の設定になります。
・通信ソフトによる設定
下記の手順で出荷状態の設定に戻すことができます。
1. カメラに JIG-USB-HD を接続し、KPACtrlを起動して下さい。
2. “Read ALL” を選択して下さい。
3. メニュー「Comm(C)」→ 「EEPROM Initialize」を選択して下さい。
4. 確認画面が出るため、”OK”を選択して下さい。
5. カメラの電源を再投入すると設定値が工場出荷時の設定になります。
4K/HDMIカメラにはラインマーカー機能があり、水平・垂直ラインマーカーを各4本ずつ表示できます。
ラインマーカー機能はOSD、制御ソフトの両方で設定できます。
・通信ソフトウェア
KPACtrlソフトウェアが必要となります。
ソフトウェアはホームページからダウンロードして下さい。
・通信治具ドライバのインストール
KPACtrlソフトウェアをインストールすると通信治具ドライバーファイルがPCにコピーされます。
初めて通信治具JIG-USB-HDをPCに接続する場合、通信の為のUSB仮想シリアルドライバが必要です。
KPACtrlをインストールすると、ドライバは、Sentech\KPACtrl\drvにコピーされます。
USB仮想シリアルドライバのインストール完了後、JIG-USB-HDをPCに再接続すると、
自動的にSentech USB Serial Portドライバがインストールされます。
デバイスマネージャーにて、USB Serial PortのCOM番号を確認して下さい。
通信ソフトウェアを起動し、CommタブのPort Settingより通信ポートを設定して下さい。
デバイスマネージャーにて確認した Sentech USB Serial PortのCOM番号を選択して下さい。
通信時にエラーコードが表示される場合は、仕様書上のエラーコードを確認下さい。
ACアダプタからの電源供給になります。
5.0m以内のHDMIケーブルをご使用下さい。
5.0m以上のHDMIケーブルを使用する場合、ケーブルメーカーに確認し、実使用環境で十分に確認を行って下さい。
4K2160P60の映像を得る場合は、HDMI2.0対応ケーブルをご使用下さい。
Windows XPでもUSBカメラは使用可能です。
Windows XP PCのUSB2.0 / USB3.0ホストコントローラ・CPU性能によっては、
フレームレートが低い、カメラを認識しても画像を取得できない場合があります。
対応しています。
Pythonのバージョンを確認の上、ソフトウェアダウンロードページよりダウンロードして下さい。
※Pythonを利用してカメラ制御を行うにはSentech SDKのインストールが必要となります。
KSACtrlにて設定を保存できます。
KSACtrlにて設定変更後、「DSP>FLASH」を選択すると、カメラに設定が保存されます。
次回起動以降、保存した設定が読み込まれ、カメラが起動します。