エッジ強調 (シャープネス) 処理は、SingleFilterサンプルコードを参考にして下さい。
画像取得は、Grab 又は GrabCallbackサンプルコードを参考にして下さい。
カメラ接続後100枚の画像取得を行うサンプルコードとなり、
Grabは、ループ処理による画像取得、
GrabCallbackは、コールバック関数による画像取得になります。
カメラ設定は、AutoFunctionsサンプルコードを参考にして下さい。
GigE Visionカメラの接続やカメラ設定変更は、GigEConfiguration, CameraSideROIサンプルコードを参考にして
下さい。
画像データフォーマット変換は、SaveAndLoadImageサンプルコードを参考にして下さい。
画像処理は、SingleFilter, MultipleFilterサンプルコードを参考にして下さい。
弊社GigE Visionカメラ専用のSentech GigE Visionフィルタドライバが含まれています。
弊社GigE Visionカメラ専用のフィルタドライバの為、他社のGigE Visionカメラを接続して使用することは
できません。
弊社USB3Visionカメラ専用のデバイスドライバも含まれます。
カメラ設定の変更は、AutoFunctionsサンプルコードを参考にして下さい。
StViewerのNodeMap中に表示されているカメラ設定を選択すると、NodeMap下部に設定の詳細及び
サンプルコードが表示されますので合わせて参考にして下さい。
FrameStartTriggerサンプルコードは、カメラをトリガモードに設定し、フリーランモードに設定せず終了する為、
カメラがトリガモードのままとなり、トリガ信号の入力が無いと画像取得は行えません。
StViewerを使用してカメラを接続し、「Trigger Mode」をOffに設定することでフリーランモードに戻ります。
実際のプログラム内でカメラ設定を変更する場合、必要に応じてプログラム終了前にカメラ設定を戻すことを
推奨します。
ポート設定画面で表示されるDLL(カメラリンクAPI)は、CLCtrl2が検出した「clserxxx.dll」ファイルのみです。
ボードメーカーのソフトウェアを正常にインストールしてもDLLが検出されないことがあります。
ポート設定画面でボードが検出されない場合は、CLCtrl2.exeが存在するフォルダへ「clserxxx.dll」をコピーし、
再度、ポート設定画面を開いて下さい。
CLCtrl2.exeの存在するフォルダは、CLCtrl2のショートカットを右クリックをして
プロパティーで表示される画面から確認が出来ます。
CLCtrl2のインストール先を変更しなかった場合、CLCtrl2.exeの存在するフォルダは
C:\Program Files\Sentech\CLCtrl2 になります。
DLLファイルをコピーする際に、以下に注意して下さい。
次の表はボードメーカー各社のDLL(カメラリンクAPI)のファイル名です。詳細は各ボードメーカーに確認下さい。
ボードメーカー | DLL(カメラリンクAPI)ファイル名 |
---|---|
Euresys | clseremc.dll |
Matrox | clsermtx.dll |
BitFlow | clserbit.dll |
Coreco | clsercii.dll |
Cam2Net | clserc2n.dll |
National Instruments | clsernat.dll |
StCamSWareの機能を使用して設定をEEPROMに保存できます。
(StViewerを使用して設定をEEPROMに保存する方法はこちらを参照して下さい。)
■EEPROMへの保存方法
1. StCamSWareを起動し、”オプション” → ”設定”を選択して下さい。
2. 設定画面のEEPROMを選択して下さい。
3. 下記項目がEEPROMへの保存・読込項目となります。
・Save[Standard]
画素欠陥位置以外の情報がカメラのEEPROMへ保存されます。
・Save[Defect Pixel Position]
画素欠陥位置の情報がカメラのEEPROMへ保存されます。
新たに画素欠陥を補正した場合に位置情報を保存して下さい。
・Load[Standard]
画素欠陥位置以外の情報がEEPROMから読み込まれカメラへ反映されます。
・Load[Defect Pixel Position]
画素欠陥位置の情報がEEPROMから読み込まれカメラへ反映されます。
・Reset Factory Default
カメラ設定ファイル、EEPROMへ初期値が反映されます。
次回起動から、EEPROMに保存した設定が自動的に読み込まれ、カメラが起動します。
USB3Visionカメラ、GigE VisionカメラはGenICam規格に準拠したカメラです。
GenICam準拠のSentech SDK、Sentech SDKに含まれるStViewerが共通SDK、共通ソフトウェアとなります。
グローバルシャッタは全ての画素に対して、同タイミングでシャッタを切る方式です。
ローリングシャッタはブロック毎の画像に対して、シャッタを切る方式です。
そのため、各ブロックにて時間のずれが生じるため、対象物が動く場合、画像に歪みが生じます。
対象物が動く場合、グローバルシャッタの利用を推奨します。
TAPコンフィグレーション数に比例して、フレームレートが上がります。
ビット数が同じとした場合、フレームレートの違いの目安は以下となります。
TAP数 | フレームレート |
2TAP | 1TAP時の約2倍 |
3TAP | 2TAP時の約1.5倍 |
4TAP | 3TAP時の約1.3倍 |
8TAP | 4TAP時の約2倍 |
10TAP | 8TAP時の約1.25倍 |
1TAP, 2TAP, 8bits 3TAPは、Camera Linkケーブル1本接続となります。
10bits 3TAP, 12bits 3TAP, 4TAP, 8TAP, 10TAPは、Camera Linkケーブル2本接続となります。