Bayer配列のカラーカメラで取得した画像データは、色変換前の画像データなため、モノクロ画像データと
同じサイズとなります。
SentechSDKに含まれる色変換フィルタを使用してカラー画像データに変換できます。
色変換フィルタの使用方法は、SaveAndLoadImageサンプルコードを参考にして下さい。
GrabとGrabCallbackは、両方とも接続、画像取得を行うサンプルコードです。
違いは、Grabはメインスレッドのループ処理で画像を取得し、
GrabCallbackはコールバック関数にて別のスレッドで画像を取得します。
Camera IDを利用して特定のカメラを接続することが出来ます。 (事前にCameraIDの確認が必要です)
カメラのCamera IDの確認する方法は以下となります:
StViewerのDevice Selection画面で、カメラを選択すると、
右下のDeviceInformationに表示される「ID」がCamera IDとなります。
接続するカメラのCamera IDが分かれば、IStInterface::CreateIStDevice()関数で指定したCamera IDのカメラを
接続することが出来ます。
以下は既知のCameraIDによる接続のサンプル関数です。
bool CONNECT_TO_TARGET_CAMERA_VIA_CAMERAID(IStSystem * createdSystemPtr, CIStDevicePtr * deviceContainer, GenICam::gcstring tgtCameraID)
{
bool bHit = false;
uint32_t uintInterface = createdSystemPtr->GetInterfaceCount();
for (uint32_t i = 0; i < uintInterface; i++)
{
IStInterface *pIStInterface(createdSystemPtr->GetIStInterface(i));
try
{
*deviceContainer = pIStInterface->CreateIStDevice(tgtCameraID);
bHit = true;
break;
}
catch (const GenICam::GenericException &e)
{
}
}
return bHit;
}
SentechSDKで取得した画像をOpenCVで利用する場合、OpenCVサンプルコードを参考にして下さい。
SentechSDKで取得した画像をOpenCV専用のバッファにコピーし、OpenCVの関数で色変換や表示を行います。
SentechSDKには描画機能を含んでいない為、描画機能のサンプルコードはありません。
MFC又はWin32 APIでの描画機能を利用して作成して下さい。
Win32 APIの作成方法は、Overlayサンプルコードを参考にして下さい。
エッジ強調 (シャープネス) 処理は、SingleFilterサンプルコードを参考にして下さい。
画像取得は、Grab 又は GrabCallbackサンプルコードを参考にして下さい。
カメラ接続後100枚の画像取得を行うサンプルコードとなり、
Grabは、ループ処理による画像取得、
GrabCallbackは、コールバック関数による画像取得になります。
カメラ設定は、AutoFunctionsサンプルコードを参考にして下さい。
GigE Visionカメラの接続やカメラ設定変更は、GigEConfiguration, CameraSideROIサンプルコードを参考にして
下さい。
画像データフォーマット変換は、SaveAndLoadImageサンプルコードを参考にして下さい。
画像処理は、SingleFilter, MultipleFilterサンプルコードを参考にして下さい。
弊社GigE Visionカメラ専用のSentech GigE Visionフィルタドライバが含まれています。
弊社GigE Visionカメラ専用のフィルタドライバの為、他社のGigE Visionカメラを接続して使用することは
できません。
弊社USB3Visionカメラ専用のデバイスドライバも含まれます。
カメラ設定の変更は、AutoFunctionsサンプルコードを参考にして下さい。
StViewerのNodeMap中に表示されているカメラ設定を選択すると、NodeMap下部に設定の詳細及び
サンプルコードが表示されますので合わせて参考にして下さい。
FrameStartTriggerサンプルコードは、カメラをトリガモードに設定し、フリーランモードに設定せず終了する為、
カメラがトリガモードのままとなり、トリガ信号の入力が無いと画像取得は行えません。
StViewerを使用してカメラを接続し、「Trigger Mode」をOffに設定することでフリーランモードに戻ります。
実際のプログラム内でカメラ設定を変更する場合、必要に応じてプログラム終了前にカメラ設定を戻すことを
推奨します。